約 3,133,910 件
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/1070.html
50 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/05/22(木) 22 43 02 ID ??? 前スレ909の続きw ガンダム家の居間でグダグダと。パラレルパラレルルルルルルー ロラン「おつまみ足ります?」 アムロ「ああ、充分だ。後は俺がやっとくから、ロランも休んでいいぞ」 ロラン「はい。じゃあ、チェーンさんもごゆっくり」 チェーン「ありがとう、ロラン」 チェーン「…あれ?」 クリス「ん?」 チェーン「じゃあ、セレーネさん、ピアノ弾けるんですか?」 クリス「(気づくの遅っ。さすがチェーン先輩w)」 セレーネ「なんでそこで疑問形なのよ」ギロリ チェーン「あ、いや、えっと、その、なんと申しますか………」 アムロ「お前の普段の言動のせいだろう。チェーンに絡むのは止せ」 セレーネ「ひどいわお兄様っ!妹である私よりその女を取るのねっ!」 アムロ「あたりまえだ」どキッパリ! セレーネ「ああっ!全角文字ではっきりとっ!」 クリス「(相変わらず面白い兄妹ね~)」 セレーネ「くぅっ!こうなったら私の華麗なる指捌きを見せ付けて、見返してやるわっ!」 クリス「おー♪」パチパチ アムロ「言っておくが、我が家のピアノは、現在、地下倉庫の奥だぞ」 セレーネ「う………(汗」 アムロ「しかも、ジュドーとガロードが集めてきたジャンクの山がその前に立ち塞がっている」 セレーネ「ううう…」 アムロ「さあ、華麗な指捌きとやら、見せてもらおうか」ニヤニヤ セレーネ「うわあああーーーん!お兄ちゃんのばかー!う○こたれー!」ドタタタタ チェーン「セレーネさん!ちょっと、アムロ、言いすぎなんじゃ…」 アムロ「あ~、“まだ”大丈夫だろう」 クリス「ひのふの…そうですね、もう一幕くらいでしょうか」 かなり長くなってしまいました。平にご容赦! 51 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/05/22(木) 22 44 15 ID ??? アムロ「つまり、前腕部にガトリングガンを搭載したことによる、末端重量の増大がそもそもの…」 コウ『ちょ、ちょっと、姉さん、いきなり…うわっ!タンマッ、姉さん?』 どすんばたん。 クリス「いまの、コウの声でしたね?」 アムロ「なるほど、今回はそう来たか」 どたどたどた……… ←荒々しく階段&廊下を踏み歩く音 スパァン! ←襖を勢い良く開く音 チェーン「セレーネ…さん?」 クリス「きゃー、セレーネさん、せくしー!」ヤンヤヤンヤ そこには、胸元の大きく開いた、黒のロングドレスを纏ったセレーネの姿があった。 そして、ギターケースを抱えたまま、セレーネに襟首を掴まれてひっくり返る、コウの姿も… セレーネ「さあ!ちょっぴし予定が変わっちゃったけど、今こそ私の腕前、見せてさしあげてよお兄様!」 のっしのっしと縁側に向かったセレーネは、そこでポーズを決めて立つ。 セレーネ「コウ!ミュージックっ!」 アムロ「………」 チェーン「………」 コウ「………」 クリス「わくわく♪わくわく♪」 そして流れる、気まずい沈黙。 セレーネ「コウッ!!」シギャーー!! コウ「いっ、いきなり引っ張ってこられても無理だよっ!ギターのチューニングだってしてないのに!」 セレーネ「じゃあさっさとやりなさいっ!」 コウ「はいっ!」 大慌てでチューニングを始めるコウ。 肩を震わせて笑いをこらえているアムロ。 チェーン「コウさん、ギターが弾けるんですか…」 クリス「女の子にもてるにはギターだ!ってジュニアハイの頃から始めたんです。レパートリーが微妙で、あんまり役には立たなかったみたいですけど」 コウ「中○みゆきのどこが悪いってんだ!」 セレーネ「コウ?」ゴゴゴゴゴゴ コウ「はいっ!」 必死に音を合わせるコウ。 カミーユ「なんなんですか…」 アル「うわー、セレーネ姉さんかっこいー」 シュウト「すげー、悪の大幹部みたい!」 何事かと集まりだす兄弟たち。 ジュドー「お、いいもんあるじゃん」コッソリ シロー「………」ゴン! なんだかんだと兄弟がみな揃い、ガロードは何処から持ってきたのか、さまざまなライトを庭からセレーネに向ける。 セレーネ「コウ、まだ?」 コウ「………できた、おまたせ!」 セレーネ「おそいっ!」 コウ「ごめんなさいぃぃぃぃぃ」 ロラン「まあまあ」 セレーネ「まあ、いいわ。確かに急だったからね、今日のところは許してあげるわ……こほん」 カスタネットを両手に、ぴたりとポーズを決めるセレーネ。 コウが静かに、しかし激しくギターをかき鳴らす。 チェーン「まぁ………」 クリス「意外と上手でしょ?こっち(フラメンコ)の方に進んでたら、もーちょっとモテてたかもしれませんねー」 小気味良いカスタネットの音が響き、セレーネは板間を蹴って踊りだした。 ロラン「オーレ!」 掛け声が、手拍子が兄弟たちから上がる。 シーブック「オーレ!」 くるくると、そして激しく踊るセレーネ。 情熱的で、官能的で、そして何より、美しかった。 チェーン「オーレっ!」 52 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/05/22(木) 22 45 36 ID ??? アムロ「そろそろ、かな?」 立ち上がったアムロは、静かに箪笥の上から救急箱を取る。 コウのギターは最高潮に達し、セレーネの舞はいよいよ激しくなる。 この時、確かにセレーネは輝いていた。 そして、フィニッシュ! 兄弟たち「「「「オーレ!」」」」 喝采が上がり、兄弟たちはすばらしき姉の下へとかけよる。 ウッソ「すごいですよ姉さん!とてもセレーネ姉さんとは……姉さん?」 カミーユ「なんか、顔色が…青いって言うか、白いですよ?」 ふらぁ…… アムロ「おっと」 はっし。 兄弟たち「「姉さん!」」 チェーン「セレーネさん!」 クリス「はいはい~、ただの貧血だから落ち着きましょうね~」 アムロ「普段からかけらも運動しないヤツが、いきなりフラメンコなんて踊ったら、そりゃあ、倒れるな」 セレーネ「うう…ぎぼぢわるい………」 アムロが酸素吸入器を当て、クリスがクッションをセレーネの足元に入れる。 アムロ「少しは自分の年を考えろ」 セレーネ「あによ~、わらしは兄さんとちがって二十代よ~」 アムロ「俺だってまだ二十代だっ!」ペシッ! ←ひえ○た ロラン「姉さん………」ホッ シロー「びっくりさせないでくれよ…」 アムロ「ほら、もう解散だ解散。ガロード、ちゃんとライトは片付けとけよ」 ガロード「へーい」ジュドー「あ、手伝う」 クリス「チェーン先輩、お時間大丈夫ですか?」 チェーン「ん、そうね、そろそろお暇します」 アムロ「ああ。送るよ。ロラン、後をたのむ」 ロラン「はい」 セレーネ「ローラーンー、ひざまくらー」 変態壱号「ロラン君の膝枕だとっ!」 変態弐号「セレーネ女史には私の膝を進呈しよう。変わりにローラの膝は私が…」 アムロ「キャプテン」 キャプテン「侵入者確認。排除します」 ホント、長くてごめん。 最後にエピローグっぽいもの入れて、終わりです。 53 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/05/22(木) 22 47 00 ID ??? チェーン「セレーネさん、すごかったですね」 アムロ「あいつは昔から落ち着きがなくてね。『弾くほうも聞くほうもじっとしてなきゃいけないなんて!』って言って、ピアノもすぐ止めちゃったんだ。才能はあったんだけどな」 チェーン「そうなんですか?」 アムロ「ああ。それじゃあって、バレエ教室に通わされたんだが、学生の頃はなんだか色々やってたなぁ」 チェーン「フラメンコもその時に?」 アムロ「だろうな。それ以来、時々ああやって踊るんだが…社会人になってからは練習もやらない、体力も落ちてる、で、一曲終わるとばったり」 チェーン「どうりでアムロも、クリスも後始末が手馴れてると思いました」 アムロ「クリスはそうとう振り回されたはずだからね。と、俺はここまでかな」 チェーン「はい、ありがとうございました。また、会社で」 アムロ「ああ。おやすみ、いい夢を。………」 チェーン「………♪」 セレーネ編これにて終わり。アレ?
https://w.atwiki.jp/fireemblem3ds/pages/458.html
支援会話集 ソール ルフレ(男、僕) ルフレ(男、俺) ルフレ(男、無口) ルフレ(女、私) ルフレ(女、あたし)? ルフレ(女、無口)? リズ ソワレ ミリエル カラム マリアベル ベルベット ティアモ ノノ サーリャ オリヴィエ セルジュ ドニ 親子 +... ウード アズール ブレディ デジェル セレナ ジェローム マーク(男)? シャンブレー ロラン ノワール? ンン?
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/908.html
シン「なあ、キラ兄」 キラ「…」 シン「俺達で争うのはもうやめにしよう」 キラ「本当に?…僕を許してくれるの?」 シン「許すも何も、俺達二人とも被害者じゃないか」 キラ「じゃあ、二人で一緒に」 シン「ああ、やろうぜ。戦うんだ」 アムロ「おはようロラン。…ん?キラとシンはどうした?」 ロラン「随分朝早くから出掛けて行きましたよ。散歩だとか言って」 アムロ「あの二人がか?…ロラン、俺はちょっと地下格納庫を見てくる」 キラ「やめてよね!僕達が手を組んだら誰も勝てる筈ないじゃない!」 シン「月光蝶だか絶好調だか知らないが!」 キラ「僕達には!」 キラシン「「守りたい朝ごはんがあるんだぁぁぁぁあっ!!!」」 ギンガナム「むう!さすがはガンダム家の兄弟!だがこの程度ではなぁ!!」 キラ「ラクス!ミーティアを!」 ラクス「ミーティア、リフトオフ!」 シン「ミーティアって設定上はデスティニーも使える筈だよな?!」 ギンガナム「やるなぁ!では我が輩も本気で行くぞぉ!」 キラ「うおおおお!」 シン「アンタは俺が倒すんだぁ!!」 ギンガナム「月光蝶である!!!」 アムロ「それでキャプテン、道路や建造物の修理費、慰謝料やら諸々を合わせていくらになる?」 キャプテン「今回の費用は11,800,000程と思われる」 ロラン「ユニヴァァァァァァァァァス!!!!」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ キラ・ヤマト ギム・ギンガナム シン・アスカ
https://w.atwiki.jp/irohahifumi/pages/177.html
ロッキー◆ClAmicNkI 「その青い人ってのは、俺の服にある様な紋章が描かれた盾を持っていなかったか?」 「一緒にいたのは短い間だったけど、それらしき盾は持ってなかったと思うわ」 来た道を戻りつつ、龍咲海はサトリに軽い自己紹介と共にヒュンケルとロランの件について説明した。 「ロトの紋章が描かれた盾が没収されたとすると決め手に欠けるな……。ロトの子孫ならもっとアピールしとけってんだ」 この狂気に満ちた島で、一緒に大神官ハーゴンを討伐したかつての仲間と再開できる幸運に、サマルトリアの王子は顔を綻ばせた。 彼が一緒であるならば、魔王だって相手できる。 「あいつは生真面目だからなぁ。いつも面倒ごとを抱えてやってくるし困ったもんだ」 日頃軽口を叩いているサトリであったが、親友との再開に心が躍り軽口も更に磨きがかかっていた。 「もうすぐよ!急いで」 「それにしては静か過ぎやしないか。ったく、人を駆けつけさせておきながら自分一人で解決してやんの」 二人の脳裏に違った映像が流れる。 海の脳裏には自分を庇って疵ついていたロランの姿が。 サトリの脳裏には遅かったな、と笑いかけてくる戦友の姿が。 「嘘……だろ……」 サトリの目の前には見慣れた親友の物言わぬ背中が横たわっていた。 身体の至る所が傷ついていたが、恐らく死因は背中へと貫通している一刺しであろう。 「おい、そんな悪質な冗談お前らしくねぇよ。いつもの俺の軽口への仕返しにしたって時と場合があるだろ……」 相棒のこんなに疵付いた背中は未だかつて見た事がなかった。 大神官ハーゴンやシドーを相手にしたときですら、ここまでの疵を負っていただろうか。 サトリが知っていたロランの背中――それは、彼が彼なりに必死に守ってきた居場所であった。 「ザオリク……!ザオリク……!おい、これは俺の数少ない取り柄だった筈だろっ」 必死になって戦闘不能状態から復活させる呪文を連唱する。 しかし無駄にMPを消耗するばかりで、屍は再び動き出す事がなかった。 「畜生、畜生っ……!!」 先程まで軽口を叩いていた男が、今は地面に膝をつき拳で大地を叩きながら哭いていた。 その悲痛な姿から、自分と光や風との関係と同じだったのだろうと予測はつき、海は自分からサトリに声をかけられないでいた。 「――おい、その男はどんな風貌をしていた」 再び顔を上げたサトリの面持ちは憎しみの色に支配されていた。 「え、二十歳前後で端整な顔立ちしててる男だったけど……」 「サンキュー。情報としては少ないがこの近くにまだいるなら十分だろ」 そういうが早いかサトリは駆けだした。 「ちょ、ちょっと待ちなさいよっ!」 「わりぃが、今回ばかりは足手まといと一緒に行動できる自信がないのでね。デートはまた縁があったらだ」 私だって戦える、ロランの時に続き再びそう叫びかけた海であったが、ロランの背中の疵を思い出し言葉を紡ぐ事は出来なかった。 「ほんと、男って馬鹿なんだから……。死んだら許さないんだからね」 走り去るサトリの背中を見つめながら、海はそう呟いて佇むしかなかった。 「貴様か――ロランを、親友≪ダチ≫を殺ってくれたのは」 「どこに鼠が隠れているのか知らんが、あの女の呼んだ増援って所か」 ヒュンケルは周りを見渡す。 声と殺気から近くの何処かから、自分を狙っている者がいるのは解るが、場所が特定できない。 木々に囲まれ隠れる場所が多い上に、周囲は暗く、後方には山が聳え立っており声が乱反射するので隠れるにはもってこいの場所であった。 「ローレシアのロランか……、見事な剣士であった。しかしその親友を自称する男が隠れるしか脳がない鼠とは同情する」 「あぁ俺の事はなんとでも言うがいいさ。実際親友の背中に隠れながら戦ってた様な男だ。だがあいつは……ロランは死んで良いような奴じゃなかったっ!」 足手まといだった自分を嫌味一つ漏らさずにいつも笑顔で迎えてくれていた。 ベラヌールの町でハーゴンの呪いに倒れたときも、見捨てる事はせず貴重な世界樹の葉を自分の為に使ってくれた。 体力(HP)だってムーンブルグの王女に負け、力もロランの半分程度、呪文だってスクルトとザオリクしか取り柄が無いこの俺を肩を並べるに値する戦友のように扱ってくれたのだ。 その十八番だったザオリクもムーンブルグの王女――ルーナの方が習得が早く、何度枕を涙で濡らした事だろうか。 何とかしてロランの役に立ちたくて自己犠牲呪文≪メガンテ≫を覚えた事もあった。 それがロランの怒った顔を見た最初で最後であった。 メガンテを使う覚悟があるなら置いていくとまで言われた。 どんなに足手まといな時でもそんな事は言わなかったのにだ。 その言葉で俺はロランの背中を命に代えてでも守り抜く事を決意した。 力も鍛えて、ロランの背中を守り抜く相棒に恥じぬ努力はしてきたつもりだ。 だが俺は肝心な時にあいつの後ろにいる事が出来なかった。 「これだけ言われても姿を見せぬか……、鼠は所詮鼠か。かくなる上はこちらから鼠狩りを行うまで。魔王軍、不死騎団長ヒュンケ……」 痺れをきらし名乗りを上げようとしたヒュンケルの言葉が途中で途切れる。 「閃熱呪文≪ギラ≫かっ!」 視界を覆うように襲い掛かる炎の群れ。 知っている呪文なだけに、ヒュンケルは思わず身構える。 愛用していた魔鎧さえあれば、ギラ程度気にする必要もないのであろうが今はそうも言ってられない。 しかしその見覚えのある呪文はかつての威力を伴わず、肌を軽く焦がす程度の威力で終わってしまった。 「視界がなくなれば十分っ!」 自らの放ったギラを切り裂き、ダマスクスソードをヒュンケルに振り下ろす。 「相手の名乗りの途中に仕掛け、なおかつ目眩ましとは騎士道の風上にも置けぬ輩が」 しかしサトリの剣はヒュンケルを切り裂く事敵わず、覇者の剣によって軽々と受け止められた。 ダマスクスソードを払いつつ、ヒュンケルは返す刀で目の前の鼠を切り裂こうと試みる。 「ならば、これでどうだっ!大閃熱呪文≪ベギラマ≫」 先程より燃えさかる炎がヒュンケルを包み込む。 炎によって目標を見失ったヒュンケルの剣は、やむなく目の前の炎に振り下ろした。 切り裂いた炎の向こうに見えたのは、トラマナを唱えつつ炎に駆け込んでくるサトリの姿。 「小癪なっ!」 ダマスクスソードと覇者の剣が再び交わり、金属同士がぶつかる特有の甲高い音を周囲に響かせた。 「スクルトっ!」 ヒュンケルから放たれたブラッディースクライドの剣圧を、サトリは守備力上昇呪文で辛うじて耐える。 幾たびかの撃ち合いの中、次第にサトリが劣勢になっていった。 ロランが真っ正面から勝てなかった相手である。 剣士として全てが劣る自分が仇を討とうとするならば、綺麗事を考えず呪文や不意打ちを駆使するしか方法はない。 しかし奇襲は尽く失敗し、今では奇襲のタイミングに合わせて見えない相手に反撃を合わせられたりもしている。 更にはロランへのザオリクも含め、今まで呪文を湯水の如く使ってきたツケが回ってきた。 ガソリン(MP)切れ――それはロランと同等かそれ以上の剣士であるヒュンケルに対し死を意味していた。 ――俺に、もっと力があれば! 力が足りないから、尽くヒュンケルに剣を受け止められていたのだ。 これがロランであれば、そう易々は受け止められず相手にも幾分かダメージを与えていられたであろう。 そして力と共に武器の愛称も悪かった。 閃熱呪文を切り裂いた剣の煌めきは見覚えがある。 あれはロトの子孫に代々伝わる剣と同じ煌めき。 つまりはオリハルコン製の剣である。 それに対しこちらはウーツ鋼の合金製の剣。 決してなまくら剣ではなかったが、伝説の剣と同等の剣相手では分が悪い。 「そろそろ終わりにしよう」 対するヒュンケルもまた決め手が欠けていて苛立っていた。 いや、恐らく相手が正々堂々とした剣士であるならば長い戦いでも楽しめていたであろう。 しかし相手は不意打ち、奇襲、目眩ましなどの搦め手を多用してきている。 その様な戦いの方法があるとも、正面から戦う自分の様な相手に非常に有効であるという事も重々承知している。 だが幼い頃から騎士道を教わってきたヒュンケルにとっては好みではないスタイルであった。 しかし相手の闘気や癖も読めてきたし、MP切れ間近か呪文の手数も減ってきた。 畳み掛けるタイミングとしては悪くは無い。 「筋は悪くはない、だが相手が悪かった様だな。親友共々同じ刀の錆になれる事を幸いと思え」 再び腰を落とし、ブラッディースクライドの構えを取る。 大閃熱呪文だろうが守備力上昇呪文だろうが問答無用に突き抜ける威力となる様に暗黒闘気を剣に込めた。 「へっ、こっちの弱り具合までお見通しって訳かよ。しかし窮鼠猫を噛むとも言うぜ。閃熱呪文≪ギラ≫を知っていた貴様ならこの呪文の威力も知ってるだろ?」 ニヤリと笑うその姿は、とある有名な魔物を思い出させる。 そしてその威力も優勢ながらも勇者アバンと相打ちで終わってしまった同僚で重々承知していた。 「まさかっ……」 「そう、そのまさかさ!自己犠牲呪文≪メガン……」 自慢のブラッディースクライドもメガンテ相手では敵わないであろう。 咄嗟にヒュンケルは構えをとき、一歩退いた。 自爆しようとする相手に付き合う必要は欠片もない。 しかし敵に背を向けるという、騎士道の美学から反した行動に一瞬躊躇してしまった。 「――なーんてね」 攻撃もできず、後退もできず中途半端に腰が引けていたヒュンケルに向かってサトリは跳躍した。 これが最大、最後のチャンス。 落下速度を味方につけ、最大の力で相手に剣を叩き込む。 「貴様!どこまで下劣な真似を!」 今日一番の金属音が鳴り響く。 これだけの隙でさえ、サトリの一撃はヒュンケルに通用しなかった。 剣を横にし、刃に手を当てヒュンケルはサトリの一撃に耐えたのだ。 しかしそれもサトリは予想していた。 一番の目的はヒュンケルに腰が引けたまま両手を使わせること。 サトリは空中で剣を止められると同時にダマスクスソードを片手に持ち替え、空いた片方の手で今まで相手に見せなかった死角――背中からもう一つの支給品を取り出した。 そのまま着地と同時に、相手に向かい再度跳躍する。 「――むっ!」 「俺の剣は二度“破壊”の風をおこす」 すれ違いざまに、相手の無防備な横腹を切り裂いた。 しかし悲しいかな支給品はナイフであった。 呪文以外で初めて仇に痛手を負わせる事に成功はしたが、疵はそう深くはなかった。 「俺は親友を殺した貴様を許さないっ!更に強くなり、良い武器も手に入れたらもう一度貴様の前に現れてやる!」 そう言い捨てながら、そのままヒュンケルの後方へとサトリは走り去っていった。 「俺もまだまだ甘いという事か……」 ヒュンケルは逃げるサトリを追おうとしたが、脇腹の痛みからサトリの背を見送くるしかなかった。 【E-6 森林/一日目/黎明】 【サマルトリアの王子(サトリ)@ドラゴンクエストⅡ 】 【状態】疲労(中)、MP消費大 【装備】ダマスクスソード@テイルズオブファンタジア、チキンナイフ(逃げた回数二回)@FFV 【道具】支給品 【思考】基本:ローレシアの王子(ロラン)の敵を討つ。 1:他の参加者はどうでもいいが、ヒュンケルだけは許さない。 2:戦いはできるだけ避けるか適当にあしらう。どうしてもという時だけ戦う。 【ヒュンケル@DRAGON QUEST-ダイの大冒険-】 【状態】傷(小)、体力消費(中)、脇腹に裂傷。 【装備】覇者の剣@DRAGON QUEST-ダイの大冒険- 【道具】支給品 【思考】基本:優勝する。 1:優勝する。 2:できるだけ女は手にかけたくない。 3:自分の未熟さを痛感。 【F-6 山脈/一日目/黎明】 【龍咲 海@魔法騎士レイアース】 【状態】疲労(大) 魔力消費(大) 【装備】無し 【道具】支給品 ランダムアイテム 【思考】基本:光と風を捜す。 1:また一人になっちゃった。 2:身を守る剣が欲しい。 BACK NEXT 018 哀しき鼻唄 投下順 020 闇に輝く光 031 悪意の風 時系列順 022 骸骨の踊り BACK 登場キャラ NEXT 015 この闇の先には―― サトリ 041 七転八刀 龍咲 海 041 七転八刀 011 かいしんのいちげき! ヒュンケル 041 七転八刀
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/2544.html
574 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/06/29(月) 22 09 23 ID ??? ガンガンNEXTスレからのコピペ (W0が強すぎるので) > 俺が考えたW0調整案 メイン 自爆 サブ 自爆 特射 ツイン自爆 格闘 エレガントに自爆 特格 トンボ返り自爆 CS ローリング自爆 ゲーム中10カウントでランダムに自爆 ヒイロ「…」 刹那「…」 ヒイロ「任務失敗、自爆する」 刹那「ガンダァァァァム!!」 584 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/06/30(火) 07 58 48 ID ??? 五飛「 579!俺のことを『ごひ』と呼んだ貴様に正義はないッ!!」 ヒイロ「俺のゼロを持ち出すとはやるな…だが、ここまでだ。排除する」 アムロ「おいおい、人を脅かすのはほどほどにしろ」 ロラン「そうですよ、後片付けが大変じゃないですか!」 シーブック(?!今一瞬、ロランが黒くなった?!) 596 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/06/30(火) 14 22 04 ID ??? 今更だが 574 を見てくれ 584よ。 599 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/06/30(火) 15 44 04 ID ??? 574を見てくれと言うのでならばそうしましょう シーブック「自爆二回で試合終了じゃないか」 カミーユ「…1000ユニット一機倒すには割りの合わない選択肢だらけだな」 ロラン「その前に五飛くんの自爆方法が書いていませんよ」 アムロ「…そんな問題か?」 ヒイロ「自爆は飽くまで最終手段だ…こんな攻撃方法は合理的とは言えん」 刹那「機体を大事にしない奴はガンダムとは言えない」 某警告用トラックで五飛のことをロランが五飛さんと呼んでいるんですが、 年はロランの方が上だったりしたのでくん付けにしました(五飛は15)。 「うわぁ、五飛さん再生しちゃいましたよ!」 元のせりふ 600 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/06/30(火) 16 23 03 ID ??? ガロード「ガンガンで、今は亡きSNKみたいに裏モードが欲しかったな。 操作性能が全く変わったりする奴」 アムロ「おいおい、SNKはまだ亡くなってないぞ」 ウッソ「あれでは死んだも同然ですよ……で、例えばどんなですか?」 ガロード「ん?そうだなぁ、コミックモー シーブック「おっと…それ以上は言うなよ……」
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/4013.html
62 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/04/18(日) 12 26 35 ID ??? 劉備「ただいまー」 ロラン「おかえり劉備さん…ってその子はッ!」 刹那「ガンッダァアアアアアアアアム!!!!」 孫尚香「はぁ~い私、孫尚香ガーベラっていいま~す。このたびぃ、劉備さんに嫁ぎました~しょこたんって読んでくださ~い」 刹那「と……とつ……ぐ?…ガンダムが…」 張飛「なんだ兄貴またつかまったのか」 劉備「そうなんだ、それも俺がアムロ殿の所に居候していると分かった瞬間ついて行くって言ってきて…」 ロラン「ま、まぁ要するに、劉備さんのお友達なんでしょ?」 張飛「いや、それがさぁ、国取合戦している相手国の姫様だからさ、場合によっては敵になるかもしれないんだよな…」 ロラン「そ、そうなんですか?でもみんな仲良くやっているように見えますけど…」 刹那「ガンダムが…離れていく…俺のもとから…あんな可愛いガンダムが…」 張飛「兄貴、そろそろ来るぞ…」 劉備「あ~あ、また曹操に君主としてのうんちゃらが足りないとか言われるんだろうな…」 孫権「うぉおおおおおりゅぅううびぃいいいいい!!妹は渡さんぞぉおおおおおおお!!!」 陸遜「ひぃいめぇええさまぁあああああああ!!!」 真・刹那「よくも俺のガンダムを…この恨みぃいいりゅうぅうびぃいいいいい!!!!」 張飛「翔と轟が争う理由はだいたいこれか司馬懿の罠だな」 ロラン「大変ですね、てゆーか玄関口で戦っても困るんですけど」 やもうえん「よーしこんな時こそ、『お助け銅鑼』~(ぺっぺけぺ~ぺ~ぺ~)」 張飛「なんだあいつ」 ロラン「突っ込まないでください」 ジャーン ジャーン ジャーン 孫権陸遜刹那シャア『げぇ!関羽!!』 しょこたん「劉備さ~ん」 劉備「タスケテクレー」 シスコンブラザーズに追加メンバー一名 孫権スティメン 劉備とアスランの友好度が上がった 劉備と刹那の友好度が下がった 63 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/04/18(日) 12 46 58 ID ??? キラ「うぉおおお雛里ぃー雛里ぃー!」 鳳統(ヤクト・ドーガ)「ええいこれも孔明の罠か!近寄るな下衆!」 ウッソ「僕としては愛紗さんが好きなんです」 関羽(ダブルゼータ)「一体何の話だ?」
https://w.atwiki.jp/new7commen/pages/22.html
1 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/17(火) 18 55 14 ID eZ+h/Eya0 崩れていくような気がして・・・ 15 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/19(木) 00 09 18 ID C4n9+apb0 おまいらに心配をかけまくってマジですいませんですた。 13日の金曜日からカゼ気味で寝込んでますた。 週明けくらいからようやく復調してきますたが、その間にスレが落ちているとは思いませんですた。 新スレを立ててくれたスレ住人に深く感謝しまつ。 週末までには必ず再開しまつのでしばしお待ちください。 16 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/19(木) 00 11 23 ID wSpbYomz0 乙です やっと戻ってきてくれてよかた んじゃ、sage進行に戻りましょうか しばらく一日一レスで保守しますわ 20 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/19(木) 21 45 28 ID jyjis1FR0 15 おまいら呼ばわりとはずいぶん偉くなったものだなショボ。 さっさと再開しろやボケェ 21 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/19(木) 21 49 37 ID eWa3oTvV0 ツンデレ」乙 22 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/19(木) 22 43 08 ID IfIVyA230 1で決定しますた。 「何しみったれた事言ってんだよ、お前らしくないぞ。さぁ、ローレシアに急ぐぞ!」 アルバレスはロランの背中をポンと叩くと、船員に指示を出す。 「さぁ、急げ急げ!」 ラーミア号は海に向かってどんどん速度を上げていった。 ところで、今の風向きはどうなっているのか?秒数チェックを2度せよ。 1度目・・・風の方向が 1:北東 2:東 3:南東 4:南 5:南西 6:西 7:北西 8;北 9、0:無風 2度目・・・風の強さが 1~5:弱い 6~8:中程度 9、0:強い 23 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/19(木) 22 44 31 ID ZLlICKF90 キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!! 24 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/19(木) 23 07 57 ID siiL2x9x0 キタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y⌒!!!! 31 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/21(土) 22 52 04 ID fFGeEbxo0 「北東の風、やや強し、か・・・。ちょい逆風だな。まあいい、急ぐぞ!」 アルバレスは北西にカジを取った。 -------------------------------------------------------- ムーンブルク西のほこら。ムーンブルク地方とルプガナ地方を 結ぶ地下通路がある。その架け橋から悲劇が始まろうとしていた。 「おい、ここに旅の扉ってのがあるのか」 「ごごからザマルドリアにいげるんだな」 デヌスの率いるドラゴン軍団がほこらに続々集まっていた。 「よし、旅の扉を奪え!」 「おぉー!」 配下の妖術師、祈祷師も気勢を上げた。 石壁が崩壊する音に、ただ事ではないと気付いたほこらの神父が 外の様子を見に行こうとする。だが、外に出る前に魔物の姿を目にし、 後ろずさりしてしまう。 「お、お前達は何者だ!」 「見れば分かるだろ、ハーゴン様の命を受けた者だ!」 たちまちデヌスのベギラマによって、神父が声を上げることも出来ずに黒こげにされる。 「デヌス様、旅の扉です!」 崩壊した石壁の間から、部下が旅の扉を見つけた。 「フフ・・・これでサマルトリアも終わりだ。よし!一人づつ入れ!」 32 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/21(土) 22 54 57 ID fFGeEbxo0 (ストーリー的に割と長くなるので続きはまた明日) 36 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/22(日) 21 57 25 ID /lb/edY/0 サマルトリア城は伝書鳩からの手紙、次いで、斥候の報告で半ばパニック状態だった。 あのムーンブルクを滅ぼした魔物達が今度はサマルトリアにやってくる・・・ 「軍勢はムーンブルク西の門から旅の扉を通ってローラの門の周囲に続々と集まっているようです」 「悪魔神官率いるドラゴン部隊と、後詰めとしてバズズが率いる部隊もいる模様」 「既に周辺住民には城内への避難を命令しております」 サマルトリア王は次から次へと来る凶報に半ばパニックをきたしていた。 「やはり、戦いは避けられないのかのぅ」 「王がさような弱気では、兵の士気に関わります!気を確かに!」 側近がたしなめるのをよそに、サマルトリア城内では、士官が城壁各所のチェックをしていた。 「崩れている所があったらすぐに知らせろ!恐ろしいのは蟻の一穴だぞ」 こう檄を飛ばしている士官とて、内心は恐怖心で一杯だった。 「ウチのカミさんより怖い魔物達がやってくる・・・俺の人生最大の苦難とはまさにこの時だろう・・・」 「おい、ローレシアの援軍はいつ来るんだ」 「さぁ?連絡でゴタついてるらしいからもしかしたら・・・」 「まさかこのまま見殺しってことはないだろうな、オイ」 城内に避難した住民も、普段は頼もしく思えるサマルトリア城の城壁が、魔物の攻勢の前には 砂で出来た城の如く吹き飛ばされることを思うと、気が気で無かった。 37 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/22(日) 22 04 57 ID /lb/edY/0 「おおっ、やっとローレシアだぞ、お前ら」 アルバレスにたたき起こされたロランは、朝日の向こうに見えるローレシアの大地を 見るなり、思わず感嘆した。 「やっと・・・帰ってきたんだ」 だが今は感傷に耽っている暇はない。テパを発して五日、ラーミア号はとりあえず ローレシア南のほこら近くに停泊することにした。 ほこらに入ると、ロラン達の姿を見たほこらの番人が、手招きをする。 「ロラン様、お待ちしておりましたぞ、こちらへ!」 言われるままに行くと、既に馬が3匹用意されている。 「さぁ、これでローレシア王のもとに!」 「ローレシア王のもと?何言ってんのよ。今すぐにサマルトリアに行かないと間に合わないじゃないの!」 そんなにノンビリしてる場合か、とルーナは目を剥いた。 「ロトの末裔と言えども、そなた達だけで何が出来ますか!間もなくローレシアの軍も 出ます、サマルトリアに行くにはそれらの軍に随伴しても遅くはありません!」 番人は急いては事をし損じる、というのだ。 「さっさと馬を出せ!俺はもう行くぞ!」 サトリは強引に番人を押しのけて、馬に乗ろうとする。 1 一旦ローレシア軍と合流してからサマルトリアに行く 2 自分たちだけでもサマルトリアに行く 38 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/22(日) 22 18 06 ID KJRNUfCb0 兵は神速を尊ぶ ということで2 39 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/22(日) 22 20 46 ID XIAQFQ550 サトリだけ一人で送っとこうぜ 40 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/22(日) 22 42 35 ID x+NpB1f30 それではカワイソスなので2 43 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/24(火) 19 15 34 ID dPLlq2vB0 2で決定しますた。 「今すぐに行かないと間に合わないんだ!」 ロランの強い調子におされて、番人もしぶしぶ馬を提供する。 「・・・そこまで言うなら、もはや私は何も言いません。気をつけなされ」 「行くぞ、サトリ、ルーナ!」 ロランは馬に跨り、ほこらを飛び出していった。サトリとルーナも後を追う。 「俺らはローレシアで待ってる!絶対生きて戻れよー!」 アルバレスが去りゆく三人に叫んだ。 「悪魔神官が率いるドラゴン部隊はただのドラゴンではなく、戦車仕立てに なっていて、とにかく強いとのことだ・・・もはやこの国もこれまでか」 サマルトリア王がため息を漏らす。 「そうです。ハーゴンとて人間です。ここは一度和議を結んだ方が」 「戦って勝てる相手ではありませんぞ、あれは。三国中最強とも言われた ムーンブルク軍さえあっさり全滅させられました」 文官勢が弱音を漏らすと、武官から猛烈な抗議の声が飛ぶ。 「何を言われるかッ!戦う前から怖じ気づいていては、勝てる戦いも勝てぬわ!」 「そうだ!アレフ様が気付いたこの国を、みすみす奴らの手に渡してたまるか!」 サマルトリア城での議論は続き、まだ結論は出そうにない。 「王!城内への民の避難が完了しました!」 幕僚の報告を受け、サマルトリア王は城門の閉鎖を命じる。 「・・・うむ。ひとまず門を閉じよ。今後わしの許可が出るまで何人とも城内に入れるな」 44 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/24(火) 19 20 39 ID dPLlq2vB0 馬を飛ばしに飛ばして、ローレシアに差しかかったのはお昼頃だった。 「この調子でいけば・・・夜か?サマルトリアに着くのは」 「ロラン、一旦リリザで一息ついてもいいんじゃないの?」 「お前らさぁ、二人とも何呑気なこと言ってんだよ!急いでんじゃなかったのかよ!」 サトリが先を急ごうとすると、後方から何か叫び声が聞こえる。 「おい!そこの騎馬!止まれ!」 「この非常時にサマルトリアに向かうとは何用だ!」 「サマルトリアへの使者か?」 大声で呼ばわるのはローレシアの軍勢だろうか? 1 立ち止まる 2 無視して先を急ぐ 45 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/24(火) 20 11 38 ID vsCDZCOlO 1 49 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/24(火) 23 12 00 ID dPLlq2vB0 1で決定しますた。 「我らはサマルトリア王子サトリとその供の者だ。他意はない!」 「待て、いつ僕がお供になったんだ」 大声で呼ばわるサトリにロランが突っ込んでいる間に、騎馬隊が近づいてきた。 「ロラン王子様だ!ロラン様が帰って来られたのだ!」 ロランの姿を見たローレシア兵たちは一斉に歓声を上げる。 「サトリ様、ロラン様、こんな所でお会い出来るとは!無礼をお許し下さい」 「我らはローレシア軍騎兵隊。これよりサマルトリアの救援に向かう所であります」 騎兵達が一旦立ち止まり、全員下馬してサトリ達に礼をする。 「そこにいるのはムーンブルク王女のルーナ様ではありませんか!やはり健在でしたか」 「当たり前だ。ルーナはそう簡単には死なないさ。なっ」 ロランに肩を叩かれ、ルーナはこくとうなづく。 「歩兵隊、弓兵隊も我らの後を追って出ます。今は我らだけでも急ぎましょう。良いですな」 「もちろんだ。サトリ、ルーナ、急ぐぞ!」 ロトの末裔達を加えたローレシア軍はサマルトリアへと出発していった。 軍がサマルトリアの城門に付いたのはもう日が落ちてからだった。 「サマルトリアの民を救うため、ローレシアのロラン王子、サマルトリアのサトリ王子、 そしてムーンブルクのルーナ王女が救援に参った!開門を願う」 サトリが門番に向けて大声で呼ばわると、門番たちはあたふたと門を開けた。 50 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/24(火) 23 18 29 ID dPLlq2vB0 ロラン、サトリ、ルーナを先頭に、城内を整然と進むローレシア軍の姿を見ると、 民衆から歓声が上がる。 「ローレシアの援軍が来たんだ!」 「サトリ様、ロラン様、それにルーナ様もいる!」 「これで少しはみんなが元気になってくれるといいんだけどな」 ロランは民衆の明るい顔を見、敵との戦いの不安が少し消えたような気がした。 「王!ローレシアの軍が到着しましたぞ!」 「おお、これほど早く駆けつけてきてくれるとは!」 援軍到着の報告を聞いたサマルトリア王は、沈みっぱなしだった表情を少し明るくさせた。 「しかし、これだけで奴らに勝てるかのぅ・・・」 それでも不安な王が考え込んでいると、文官が王の前に飛ぶようにして駆け込んできた。 「王!悪魔神官デヌスから手紙が!」 「手紙・・・?」 こんな開戦前夜に何事か、と思いつつも、王は手紙を開けた。 そして、読んでいるうちに表情が青ざめていった。 「王!王!しっかりして下さい!」 倒れ込みそうになった王を側近が苦しそうにしながらも支えた。 51 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/24(火) 23 25 57 ID dPLlq2vB0 その日の夜になっても、疲れているはずのサトリのボルテージは下がらなかった。 「・・・オヤジは今大事な会議中だから、お前らは後で、ってさ。 ったく、何で俺に相談してくれねーんだよ」 『軍議』に参加させてもらえなかったサトリは不満タラタラだった。 「まあまあ、王様だってサトリが嫌いでそうしてるわけじゃないでしょ。 これは国の行方がかかった大事な話なんだから」 「だったら、尚更俺が出ねーと話になんねーじゃねぇか。何隠し事してんだよ、って感じ」 ルーナとロランが案内された客室の中で三人は話し込む。 熱弁を振るうサトリと、疲れたからもう休もう、という表情のロランとルーナの 様子はあまりにも対照的だ。 「もっぺん俺が直談判してくる。お前らはもう休めよ」 サトリはそう言って部屋を出ようとする・・・ 1 サトリを止める 2 サトリのやりたいようにやらせる 52 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/25(水) 00 49 26 ID ESGrekkAO 2で 53 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/25(水) 05 13 19 ID o9pPpEt90 2だな 55 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/25(水) 22 52 46 ID qRZSwZrv0 2で決定しますた。 サトリは王の間へと駆けていった。 王の間ではまだ会議が続いている。和議か、抗戦か。 いつまで経っても結論は出そうにない。そこに、サトリが入ってきた。 「サトリ!お前は口を挟むなと言ったはずだ!」 サマルトリア王は左右の者に命じてサトリを引きづり出そうとする。 「王、お待ち下さい!書状一つであんな奴らの言うことを信じるんですか!」 「書状一つも何も、我が軍と敵との戦力差は明確ではないか。何故負けると分かっている 戦いをしなければならんのだ」 文官の一人が反論してくる。 「ここにはロトの末裔が大勢いるではありませんか。俺と、ロランと、ルーナの力を 合わせれば大きな敵にも勝てます!」 「はははっ!何を言うかと思えば、たった三人が加わっただけで大勢の敵に勝てるというのか! サトリ王子、思い上がりが過ぎますぞ」 「俺達三人で魔物の拠点である大灯台を落としたという話を知らないんですか? そんな俺たちと、ローレシアとサマルトリアの軍が合わされば勝てるはずです。 それなのにその望みを書状一つで捨て去ろうなんてちゃんちゃらおかしい。 お前に、俺達を笑う資格はありません!」 「う・・・」 サトリに強く言われ、文官の一人が黙り込んでしまう。 56 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/25(水) 23 04 35 ID qRZSwZrv0 「サマルトリアの命運は既に尽きつつある。これはハーゴンの軍がいよいよ 万を持して動いた事でも既に分かる・・・・」 別の文官がため息を漏らす。 「何ということを言うんですか!貴方は命運がダメなら、自分の主君が滅びてもいいとでも?」 「いえ、そういうわけでは・・・」 「じゃあ、あなたは、命運とならば、魔物の側に付くのですか?違うのですか?」 「・・・いや、別にそんなことでは・・・」 しどろもどろになる文官を、サトリが一喝する。 「恥を知らない人間ってのは、お前のような奴の事だ!語るに足りない!」 サトリは王に目配せをした。この空気なら開戦だろう、と思ったのだ。 「うむ。これでわしも戦う決心がついた」 「王、俺に手紙を」 「何をするんじゃ」 「まぁまぁ、ここは見ててくれよ」 きょとんとする王からサトリが手紙を取る。手紙を並み居る群臣の前で掲げ、こう呼ばわった。 「これより先、和議を結ぼう、っていう奴は、この手紙みたいになる!分かったか!」 サトリの手から発せされる炎で、手紙が黒く焼け落ちていった。 その様子を見て、群臣から怒号が上がった。 「おお、異議なし」 「ハーゴン討つべし」 「サマルトリア万歳」 57 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/25(水) 23 10 20 ID qRZSwZrv0 「回答期限は3日後の夜明け時、と書状にはあった。それまでにどうにかして 奴らを防ぐ策を考えねばならぬが」 王の間はさっそく軍議の間となった。 「ここに、策が3つあります。今晩はひとまず皆が考える時間に当てましょう」 側近がサマルトリアの近辺の地図をもってくる。 「ドラゴン隊は、ドラゴンの巨体故に、森を抜けることはできません。 森を大きく迂回してサマルトリアに来るはずです。そこを狙うのです。 一つは火攻め。街道が狭くなって、左右に森が茂る場所があります。 もう一つは伏兵。総大将のデヌスさえ崩せば後の軍は総崩れになるかも知れません。 最後に落とし穴です。手間はかかりますが、これも敵を混乱させるにはいい手段でしょう」 「うーむ。どの策も一理ありますなぁ」 「落とし穴は時間がかかりますぞ、急いで掘っても間に合うかどうか・・・」 群臣達が相談し合っているうちに、とりあえず軍議はお開きとなった。 サトリも一旦自分の部屋に戻る。ルーナとロランはもう寝ているだろう。 (待てよ、今日の事を一旦アイツらに言っておくべきか、それとももう寝るか・・・) 1 ロランとルーナの様子を見に行く 2 今日はもう寝る 62 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/26(木) 01 01 20 ID 6fZuXwI20 1で ロランとルーナの意見・作戦も聞いてみたいね 65 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/26(木) 23 09 13 ID 9ZPtqEvN0 1で決定しますた。 (アイツらまだ起きてんのかな・・・) ロランとルーナの部屋に行くと、パラパラ、バサっという音が聞こえる。 サトリがドアをノックすると、見慣れない武器や防具が目に入る。 「どうしたんだよ、こんな武器?」 「ああ、これ?はやぶさの剣、力の盾、魔法の鎧。どれもサマルトリア秘蔵の品らしい」 ロランは力の盾を手に取った。盾に施された精巧な装飾が部屋の蝋燭の光を 反射し、美しく輝く。 「軽いだけじゃなく、なんだかなぁ、不思議な力を感じるんだよ、この盾は」 ロランが力の盾に大いに満足している。 「ルーナ、お前は何を読んでるんだ?」 「これ?『イオナズン』の呪文書よ。使いこなせたらきっとハーゴンも倒せるんじゃないかって思うのよ」 サトリは軍議で決まったことを報告する。 「・・・新しい武器や呪文もいいけどな、作戦も立てなくちゃな」 サトリは三つの案を提示した。火攻めか、落とし穴か、伏兵か。 「私は伏兵ね。ドラゴンに火はあんまり効かないと思うし、落とし穴は用意に時間がかかり過ぎるし。 あ、サトリ、これはザラキの呪文書だって。死の言葉を投げかけられた敵は一瞬で死んじゃうとか・・・ 正直、無茶苦茶読むのが怖いから私はまだ読んでないわ」 (親父・・・いや、サマルトリア王・・・俺達にここまでしてくれるとは) サトリは王の、そしてサマルトリアの民の期待を裏切ってはならない、と心に誓ったのだった。 さて、ロランはどの作戦で行くか悩んでいた。 (ルーナの言う通り、一番お手軽なのは伏兵なんだけどね・・・ バズズの部隊もいるっていうから、あんまりドラゴン隊にだけ時間はかけられないだろう) 1 火攻め 2 伏兵 3 落とし穴 66 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/26(木) 23 18 39 ID oCFToYkM0 3で 展開いいねーいいよいいよー ロトの紋章の賢者みたいに魔法ぶっ放してやっつけまくって欲しい 67 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/26(木) 23 39 35 ID ULge1MXJ0 サトリがおとりになってドラゴンとか引きつけといてその隙にボスをやっちまおうぜ。 もしくはマヌーサザラキで。 68 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/27(金) 22 55 15 ID vTxe+MfA0 3で決定しますた。 (落とし穴・・・うまく誘い出す事が出来れば・・・) 「僕は落とし穴がいいと思うな。伏兵だと周囲の森を焼かれてあぶり出される可能性がある」 「そっか。明日そう言っておくよ。じゃあ、そろそろ寝ようぜ。ゲキを飛ばしまくったらすげー疲れたしさ」 サトリは部屋を出て行く。 「お休み、サトリ」 「絶対勝とうね、サトリ!」 * * * * * 翌朝の軍議で、サマルトリア、ローレシア合同軍の最終的な作戦が決まろうとしていた。 「手間の掛からない伏兵がよろしいのでは。大将さえ倒せば何も敵を全滅させる必要はありますまい」 「落とし穴も効果は大きいのですが、用意が・・・」 群臣達が議論する中、王が王の間に入ってきた。 「皆の者、静まれ。これより我が軍がハーゴン軍を迎え撃つにあたり、いかなる作戦を 採るかを全軍に通知する」 (どんな作戦だろうと、俺はやれることをやるだけだ) ロランとルーナの間に挟まれる形で列席しているサトリは、王の決断を今か今かと待っていた。 秒数チェックをせよ。下1ケタが 1~5:伏兵作戦 6~0;落とし穴作戦 69 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/27(金) 23 40 28 ID zs+swLYG0 ゴーゴーサトリ! 73 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/28(土) 23 23 22 ID dVj0WG2c0 「これより我が軍は陥穽作戦を実行する!各員、部隊長の指示に従うように!」 王から落とし穴作戦でいく、という通知がされると、集まっていた兵達がおのおのの 集合場所にさっと散っていく。 後に残ったのはロラン達三人と、王と近臣くらいだ。 「さてと、俺とルーナは決戦に備えて魔法を勉強しなくちゃな」 「あと2日だもんね」 「ちょ、ちょっと待ってよ、僕はどうすればいいんだよ?」 部屋に戻ろうとするサトリとルーナを引き留めるかのように、ロランが二人を呼び止める。 「そうだな、穴掘りでも手伝ったらどうだ?」 (穴掘り、か・・・手伝ってみるのも悪くないな) 1 穴掘りを手伝いに行く 2 王から作戦の詳細を聞いておく 3 はやぶさの剣を借りてはやぶさの剣を使う練習をしておく 76 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/29(日) 12 26 42 ID lsB0W0gu0 3 永久に借りる。 80 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/29(日) 22 39 38 ID afph+Dmg0 2 81 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/01/30(月) 00 26 04 ID LBaoGxca0 このスレ参加してたら久々にDQ2やりたくなって、 ゲームボーイカラー掘り出してきた 2 そのあと3 84 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/31(火) 22 48 35 ID dByuocui0 2で決定しますた。 「サマルトリア王」 ロランは王にあらためて作戦の詳細を聞くことにした。 「このたびの作戦の詳細を伺いたいのですが」 「敵はローラの門から2隊に分かれて来るようじゃ。一つは悪魔神官デヌス率いる ドラゴン隊、もう一体はバズズが率いる悪魔隊。悪魔隊はリリザの近くに陣を張っている ローレシア軍に任せておくつもりだが・・・」 「そちらのバズズ隊の方に僕を行かせてもらえませんか」 ドラゴン隊には策を持って当たれるのだろうが、バズズ隊は基本的に正面から当たるしかない。 ましてや、戦うのはロランの大事な家臣達なのだ。それを思うと、ローレシア軍に加勢したいとの思いが強くなる。 「ならば、ドラゴン隊を撃退してからでも良かろう。我々としては、ドラゴン隊を速やかに撃退した後、 サマルトリア城から打って出て、ローレシア軍とバズズ隊を挟撃する手筈になっておる」 「しかし、落とし穴を使うとは言え、ドラゴン隊は数が多く、そうは簡単にいきそうもないですが」 困惑するロランに、王が助け船を出す。 「何を言われるか。そなたにはドラゴンキラーがあるではないか」 「ああ、それがありましたね」 「うむ。我が軍にも僅かではあるが、ドラゴンキラーを使いこなす者もいる。彼らと協力し、なるべく速やかに撃退して欲しい」 「分かりました」 ロランは感嘆する暇も無く、落とし穴を準備しているサマルトリア軍の所に向かった。 85 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/01/31(火) 22 56 03 ID dByuocui0 穴掘りの現場は城を西に出るとすぐに見つかった。 皆、手にシャベルやつるはしを持ち、黙々と、額に汗しながら穴を掘っている。 周辺では、空から魔物に見つからないように、弓兵隊が哨戒活動をしている。 掘られている穴はかなり深そうだ。兵士が交代する際は、穴に出入りするのに ロランの背の1.5倍はありそうな梯子を使っている。 (これだけ深けりゃドラゴンもハマりそうだな) ザク ザク ザック・・・ ドサ・・・ 戦いの前には不釣り合いなほど穏やかな陽気がさんさんとロラン達に降り注ぐ。 基本的に皆、無駄な事は一切話さない。 「交代」「代われ」くらいの言葉が交わされる意外は、聞こえてる音と言えば 木々のせせらぎと、風の息づかいと、作業の音くらいのものだ。 (最後に頼りになるのはやっぱり人力なんだな。・・・どうしよう?みんな 必死になってやってるみただし、邪魔しちゃ悪いかなぁ) 1 落とし穴掘りを手伝う 2 邪魔したら悪いので城に戻る 87 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/01(水) 00 29 34 ID cSHt+MQdO 1で 88 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/01(水) 01 03 46 ID MKBmasO80 1で 93 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/03(金) 22 08 41 ID Ral2d8Cr0 1で決定しますた。 「みんなお疲れ様。僕も手伝うよ」 ロランは上着を脱いで、スコップを手に取ろうとする。 「ロラン王子様が何もしんどい思いをしなくても・・・」 口を挟んだ兵士に、ロランはにこと微笑んで、スコップを手に持ち、穴へと向かう。 「僕だけ見てるってのもアレだからね。まあ休んでて」 ロランの腕の筋肉の発達ぶりは服の上からでもはっきりと分かる。 適度に盛り上がり、均整の取れている肉体。この鍛え上げられた身体と、並はずれた剣技の技量で、 ロランは何十、何百匹という魔物を倒してきたのだ。 「は、早い・・・」 「さすがはロトの末裔、ということか」 見ている兵士達が驚くのも無理はない。およそ常人の2~3倍の速さで穴が深くなっていく。 「よし、こんなもんでいいだろう。次の穴に行くぞ」 穴の周りに早いペースで土の山が出来ていく。 ロランは5分ほど一気に掘り続けたが、まだ息はそれほど切れていない。 (想像以上に体力がついているな。自分でもちょっと吃驚するくらいだ) 94 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/03(金) 22 10 01 ID Ral2d8Cr0 「あー、イマイチ分かんね」 ザラキの魔法書を読んでいたサトリはベッドに身を投げ出した。 「戦いは明後日よ、寝ている暇無いわよ」 対照的に、ルーナは朝から一心不乱にイオナズンの魔法書を読んでいる。 「お忙しい所を失礼しますが・・・」 ノック音の後、王の側近が入ってきた。 「何の用?今勉強中なんだよ」 サトリがゆっくりとベッドから身を起こす。 「サマルトリア王から、デヌス隊に当たるか、それともバズズ隊に当たるか、 決めて欲しいとのことです。あるいは、どちらにも当たらず、後方で 回復呪文を使い、傷病者の治療に当たってもよいとの事ですが」 「敵の魔物の数はどのくらいだ?」 「魔物の数自体はデヌス隊のドラゴン部隊の方が多いようです」 1 二人ともデヌス隊に向かう 2 二人ともバズズ隊に向かう 3 サトリはデヌス隊、ルーナはバズズ隊 4 サトリはバズズ隊、ルーナはデヌス隊 100 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/04(土) 17 03 31 ID dA3p6zWT0 3 101 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/05(日) 14 33 28 ID AiO+m5ln0 3で決定しますた。 「では、サトリ様はデヌス隊に、ルーナ様はバズズ隊ですね」 側近は二人の意向を聞くと部屋を出て行った。 夜の帳がサマルトリアに訪れる。 「ロラン殿、そろそろ休まれては」 「ああ、そうだね。それよりも落とし穴の事がバレないか気になる」 「斥候は遠くまで出しておりますので、ガーゴイルやグレムリンに見つかるようなことはよもやあるまいと思いますが」 盛大な落とし穴作戦を実行するまであと1日だ。穴は相当大きく、深く掘ってあったが、 誘導ルートの確認や、底に鉄杭を立てる作業がまだ残っている。 (回答期限が切れた明後日の朝を以てデヌス達は攻めてくるだろうが・・・ いやいや、不意を突いた夜襲があってもおかしくないぞ) ロランがそんな事を考えていると、夜間担当の斥候隊が弓を持って現場から離れていく。 1 自分も斥候に参加する 2 今は休んでおく 105 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/05(日) 22 37 26 ID 5yo3nevk0 2だな 106 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/06(月) 13 10 49 ID V8sHYK920 (っ・ω・)っタンも忙しいだろうが、もうちょっとペースを上げていただきたい。 ちょっと進行がまたーりすぎる。 展開が面白くなってきただけにもどかしい。 いや、偉そうなこと言ってスマソ。 では2で。 107 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/06(月) 18 15 42 ID yzT708rr0 106 1日1レスを目標にしてまつがたまにシンドス(´・ω・`) 2で決定しますた。 (結構疲れてるし、任せるか) 「じゃあ、後は頼むよ」 ロランはサマルトリア城へと帰っていった。 城に戻ったロランが客室で休憩してると、側近がまた部屋に入ってきた。 「ロラン様、落とし穴に敵を誘い込むためには、囮の先鋒隊が必要です。 王はロラン様の意思で参加するもよし、しないもよし、とのお達しですが」 「サトリは?」 「サトリ王子は先鋒にぜひ行かしてくれ、と気勢を上げておられます」 (負けたふりをして敵を誘い込む役目か・・・) 1 囮に参加する 2 後詰めで控える 108 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/06(月) 20 42 09 ID LUVlImYk0 1で 暴走しそうなサトリには抑え役が必要 109 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/06(月) 22 41 18 ID HU8rVjnE0 1 控えた結果が手遅れなんてことになったらヤバス 111 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/07(火) 17 35 54 ID NMMPXR3y0 1で決定しますた。 「私も先鋒に参加させて頂きます」 「おお、ロラン殿が危険を顧みず前線に立ってくれるとなれば、兵達もこれに勝る士気高揚もないだろう。それと、王からこの盾をお使い下されとの事です」 側近は立ち去る前に、大きなロトの紋章が描かれた蒼い盾をロランに渡した。 「サマルトリアの秘宝、ロトの盾でございます」 ずっしりと重いこの盾を手に取った瞬間、ロランは懐かしい感覚を味わっていた。 (初めて触るこの盾・・・何故かもう10年くらい使ってきたんじゃないかと思うくらい しっくりと来るな。やはり僕はロトの子孫なのか) 「感謝の言葉もありません。このロラン、先祖たるロトに恥じない働きをして見せます」 ロランはその晩、ロトの盾を抱いたまま眠った。 「ロトよ・・・我をお守り下さい・・・」 翌朝。ロランは王に挨拶しようとすると、側近がやってきた。 「ロラン殿、いよいよ明日ですな」 「ああ、そうだな」 (あと1日、か・・・) 「ロラン様、サトリ様とルーナ殿は城の礼拝堂で朝のお祈りをされてますよ」 「げっ、これって遅刻?」 「いやいや、礼拝は自由ですよ」 1 お祈りしにいく 2 サボる 114 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/07(火) 23 29 42 ID ksXPmCOQ0 1で ロランかわいいよロラン ところで、もしロランだけお祈り(セーブ)しなかったとしたら パーティ全滅した場合どうなるんだろ? 115 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/08(水) 23 57 46 ID i5PFJ/rV0 114 セーブは一応パーティー共通でつ。パーティーの誰か一人でもセーブしたら 例え氏んでもそこからリスタートでつ。 1で決定しますた。 ロランが側近に教えて貰った礼拝堂に付くと、もうサトリとルーナはお祈りを済ませたところだった。 「おっそーい」 「明日だってのに、随分呑気だな、お前は。先に朝飯食っとくぞ」 ルーナとサトリは待ちくたびれたとばかりに、先に礼拝堂を出て行った。 とりあえずロランもそっと目を閉じ、武運を祈る。 (あなた方の方さえしくじらなければ、敵の方が必ず間違えてくれるはずです) 「・・・精一杯戦え、ってことか」 そっと目を開けたロランの頭の中には、明日の決戦の事がグルグルと渦巻いていた。 ------------------------------------------------------------------ 「この道を通るのです、了解頂けましたでしょうか」 部隊長が指し示す「道」は、そこだけ草が無く、土がむき出しになっている。 「騎馬一人が乗ってもこの穴には落ちませんが、ドラゴンの巨体がこれに乗れば 簡単に穴に落ちるでしょう。とはいえ、我々も道を踏み外さぬよう、敵を誘い込むには 整然とこの道を進む必要があります」 部隊長が落とし穴についての作戦詳細をロラン、サトリ達に説明している間、 落とし穴の最後の準備が進んでいた。穴の底に鋭い鉄杭を立て、穴を木の板や 枝で覆い、カモフラージュのために草を敷き詰める。 (あのオバさんも懲りねーな。返り討ちにしてやる) 説明を聞いているサトリは大戦の不安を打ち消そうと、自分にそう言い聞かせていた。 (続く) 116 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/09(木) 14 07 11 ID cwnBFZX90 じゃあ2で 117 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/09(木) 17 19 17 ID ZptupD8rO 116 ちょwwwおまwwwwwww 118 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/09(木) 23 23 37 ID 58ws8Tsi0 116 ( ・ω・ )??? 「結局、奴らからの音沙汰は無しか」 「はっ、全く何の気配もございません」 ローラの門の近くに軍勢を集めたデヌスは斥候からの報告を受けると、やはりな、という表情をした。 「サマルトリア近くでここ数日、しきりに土を掘り返すような音が聞こえたが、何かあったのか」 「おおよそ、砦でも作ろうとしたのでしょう。俄仕立ての備えで何が出来ましょうや」 「そうかそうか、ご苦労、下がって良いぞ」 デヌスは斥候を下がらせた。 「バズズ、残念だったな、サマルトリア城一番乗りはこの私だ」 「相変わらずだな、デヌス。この俺が自身で大軍を進め、サマルトリアもローレシアも 一挙に蹴散らしてくれるわ」 「戦いは数を揃えた方が勝つのだ」 「その言葉、覚えておくぞ。万が一敗北するようなことがあったら即、ハーゴン様に奏上してやる」 119 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/09(木) 23 33 56 ID 58ws8Tsi0 昼過ぎになって、サマルトリア城から軍が出発した。 ロランとサトリは、ルーナとは一旦ここで分かれることになる。 「・・・ルーナ」 「サトリ、なぁに?」 ルーナはサトリの射抜くような視線を感じた。サトリのこんな視線はルーナにとって初めてだた。 「今度の戦いで、死んでも仕方がないと思ってるんじゃないだろうな」 「そんなことない」 反射的にルーナは答えたものの、図星を突かれたかのような表情を見せた。 「今度の戦いでデヌス達を打ち破れたら、ハーゴンとの戦いにも希望が持てる。 ここで負けるようなことがあったら、ハーゴンを倒すことなんて元から無謀な挑戦だったわけだ」 「サトリ・・・」 二人の間に長い沈黙が流れる。その沈黙を破ったのはロランだった。 「二人とも、この国のために精一杯戦うんだろ?それは僕だって同じさ。ルーナ、死ぬんじゃないぞ」 ロランはルーナの肩にそっと手を置いた。 「ロラン、行こうぜ。そろそろ出発だ」 サトリが馬を走らせると、ロランも馬に乗り、ルーナに背を向けた。 (私・・・絶対に生きて帰る!お父様、ムーンブルクの民の仇を討つ!) ルーナの瞳に、ギラギラとしたものがみなぎっていた。 120 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/09(木) 23 40 31 ID 58ws8Tsi0 「おそらく夕方前より敵軍との交戦に入る。各員、ぬかるなよ」 部隊長がロラン、サトリ達に指示を出す。 「はっ!」 全員、志願してこの先鋒隊に参加した精鋭ばかりだ。 陣を整えて草原の彼方を見据えていると、耳に僅かながら地響きのような音が聞こえてくる。 「サトリ、近いぞ」 「ああ・・・まずは、一働きしなくちゃな」 「なんだ、あれがサマルトリアの先鋒か。我々も愚弄されたものだ」 「デヌス様、あれだけの数しか先鋒隊がいないのは不自然です。きっと強力な後詰めがいるに違いありません」 「何を言う。先鋒隊が壊滅することが戦術上どういう意味か知らぬのか。先鋒隊を 潰せば本隊の士気も下がり、おのずと瓦解するに決まっておろう」 デヌスは側近の諫止を振り切り、全軍に突撃命令を出した。 「間もなく敵と接触する!全員、攻撃態勢に入れ!」 部隊長の指示で、ロラン、サトリもそれぞれドラゴンキラー、ロトの剣を構える。 「あくまでもこれは囮だからな、あまり本気で戦うなよ」 「分かってるよ」 (あのオバさんには呪文で出鼻をくじいてやってもいいんだけどな・・・) 1 スクルトを唱えておく 2 マヌーサで惑わす 3 呪文は使わない 125 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/10(金) 22 22 59 ID cZ5DtNk10 1 後の戦いのためにも、序盤から怪我人は出せないからな 130 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/12(日) 18 01 31 ID SfEFQSjJ0 1で決定しますた。 サトリの魔法の光がロラン達を包む。【9回→7回】 「かかれーっ!」 サマルトリア軍がドラゴン隊に突っ込む。たちまちのうちに乱戦となった。 「御者を狙え、人だ、人!」 ドラゴンよりも戦車を操縦している信者を狙え、と部隊長が指示を出す。 馬上から槍で突かれた御者が大地に転がり、別の御者が首を掻き斬られる。 それを見たデヌスが、 「燃やせ、燃やせ、少しぐらい味方を巻き込んでも構わぬ!」 ドラゴン隊に「一斉放射」を指示する。 ドラゴンが口を開け、真紅の炎がサマルトリア軍を襲う。 馬ごと炎に包まれ地面に倒れ込む騎兵。 炎に怯えて逃げようとする歩兵を後ろからドラゴンの牙に食いちぎられる歩兵。 逃げ遅れた兵の中には戦車の下敷きになる者もいた。 「これ以上の戦いは無意味だ!ひけ、ひけーっ!」 部隊長がたまらず撤退指示を出す。 「これだけ数が多いとどうにもなんねーぞ!」 ロランもサトリも、御者を一人づつ討ち取るのが精一杯だ。ドラゴンの炎の前にはスクルトも意味をなさないのである。 サマルトリア隊の「潰走」が始まった。騎馬は皆全力で逃げ、足の遅い歩兵は蜘蛛の子を散らすように逃げていく。 131 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/12(日) 18 15 56 ID SfEFQSjJ0 草原が朱に染まる凄惨な処刑場となりつつあるのを見て、デヌスは追撃命令を下す。 「ふっ、この程度か。全軍追撃せよ!一騎も逃がすな!」 ドラゴン隊の戦車がガラガラと音を立ててサマルトリア軍を追う。 ロランとサトリもひたすらに逃げた。ロランに至ってはあまりの恐ろしさに落とし穴の事すらも忘れそうだった。 「ロラン、穴を忘れるなよ!」 サトリのその一言でロランははっと現実に戻った。 (デヌスめ、見てろよ) かれこれ一時間以上サマルトリアに向かって遁走する。空が少しづつ紅く染まり始めていた。 「デヌス様、敵軍の動きが不自然です!」 「あんな軟弱な先鋒隊に何を怯える必要があろうか、そんなに怖いのなら戦うのをやめるべきだ」 側近もデヌスに言われては引き下がるしかない。 「まだか、まだか」 後方部隊は先鋒部隊の「撤退」を今か今かと待っていた。 「そろそろ到着しないとローレシア軍が・・・来ました!」 遠くに土煙が見え、その中から騎馬の一団がこっちにやってくる。 デヌスは、算を乱して逃げているように見えるが、決して「小径」から外れることなく逃げているサマルトリア軍に気付かなかった。 「はっはっは、サマルトリアは目の前・・・ぬおっ!?」 目の前に、ドラゴン1体がまるまる呑み込まれるような大穴が俄に出現し、 ドラゴン戦車が次々と後に落ちていく。 デヌスを含む後続の部隊も慌てて止まろうとするが、勢いがついて急には止まれない。 轟音とともに木っ端みじんになった戦車の木片が飛び散り、横転したドラゴンから 御者が次々に地面に投げ出される。ロラン達が必死に掘った穴はたちまちドラゴンの身体で埋まる。 もちろん、ドラゴンの身体に潰された御者も数知れなかった。 「よし、デヌスは我々の策にかかったぞ!」 「おおーっ」 後方部隊が一斉に前進を開始した。 「・・・くぅ・・・落とし穴とは・・・」 かろうじてデヌスが穴から這い出て、最後方の無事な部隊まで逃げようとする。 薄闇の中、サトリがデヌスの姿を認める。 「デヌス、そこにいやがったのか!待てーっ!」 ロランはドラゴンキラーを手に、落とし穴に落ちたまだ死にきれないでいるドラゴンに次々とトドメを刺す。 132 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/12(日) 18 19 04 ID SfEFQSjJ0 ドラゴンを殺すためにドラゴンキラーは作られただけあり、その巨大な刃は、 ドラゴンの厚い皮膚も軽々と貫いていく。 「デヌスのおばさん、俺がトドメを刺してやる!覚悟しろ!」 「ひっ、ひええええーっ!」 逃げるデヌスを無事なドラゴンがかろうじて護衛する。 さぁ、どんな方法でサトリは攻撃するか。 1 ベギラマ 2 ザラキ 134 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/12(日) 20 07 57 ID AZQGGyWd0 2 一撃で決めたれ! 137 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/12(日) 22 04 22 ID SfEFQSjJ0 2で決定しますた。 「初めて唱えるザラキがアイツってのも、何かの縁だな」 サトリは目を閉じ、デヌスに念を集中させる。 「こ・・・これは・・・ザラ・・・キ・・・か?」 覚え立てのザラキの呪文が通用するのだろうか? 138で秒数チェックをせよ。下1ケタが 1、5、7=吉 その他=凶 138 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/12(日) 22 04 43 ID L+oH0kbt0 2ダ おおおおおおおおおおおおおおおおおl興奮んんんんんんんんん 139 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/12(日) 22 05 26 ID L+oH0kbt0 ちょwwwwwwwwwwwwwリロってなかったからもういちどチャンスをwwwwwwwwww 140 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/12(日) 22 14 04 ID L+oH0kbt0 マスターーーーーーー御慈悲をーーーーーーーーーーーー おねげーしますだーーーーー 144 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/13(月) 23 52 43 ID nvg7i61M0 138-140 カワイソス デヌスは少し身じろぎしたが、すぐに立ち直り、後方へと遁走していく。 サトリのザラキは失敗に終わったのだ。 「ちっ」 これ以上デヌスを深追いするわけにもいかない。サトリはロトの剣を手に取った。 「お前らはこれまで散々好き放題やってきたんだからもう思い残す事もねぇだろ」 サトリがロトの剣を振るう。邪教の信者が真っ二つに縦に割られて地面に倒れ伏す。 ロランもドラゴンキラーを突き出し、信者の首を宙に跳ねとばす。 「撃てーっ」 サマルトリア軍が放った矢が、逃げていくドラゴンや信者に突き刺さる。 「ロラン様、サトリ様!至急バズズ隊にお向かい下さい!ローレシア軍が危のうございます!」 「何っ、ローレシア軍が!サトリ、行くぞ!」 「デヌス隊の追撃は我々にお任せを」 報告を受けたロランはローレシア軍の、そしてルーナの身の上を案じ、手近な馬に乗った。 「ルーナ・・・今行くからな!」 サトリも馬に飛び乗り、手綱を引いた。 145 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/14(火) 00 02 07 ID nvg7i61M0 シルバーデビルが爪を振り降ろす。 「ぐわっ・・・」 身体半分をちぎり取られるようにしてローレシア軍兵の一人が倒れる。 「ぎゃあああああ!!!」 デビルロードに思いっきり殴りつけられた別の兵が吹き飛ぶ。頭部は原型を止めていない。 「ベビル隊、火炎一斉放射!」 空を飛ぶ小悪魔、ベビルが数匹一度に炎を吐きかける。小悪魔に属するとはいえ、 そこはバズズ子飼いの部隊だけあり、一度に十人近くが炎に包まれる。 「うっ、うわあああああ!」 「火、火が、火っ火ぃぃぃ・・・」 「くっ、援軍は、援軍はまだなのか・・・!」 数の上では人間側が勝るとは言え、バズズが率いる悪魔隊の火炎攻勢の前に、 ローレシア、サマルトリア両軍は苦戦を強いられていた。 「しっつこいわね!」 ルーナは魔道士の杖から出る火の玉で既に3匹のベビルを撃退していた。 「これじゃあキリがないわ!わたしも前に出る!」 「いけません!サマルトリア軍本隊がもうすぐ到着するとのことです!それまで自重して下さい!」 「待ってたらこっちもやられちゃうわよ!」 「無理に前に出るよりも回復呪文で負傷兵の治療に専念して下さい!」 「わたしが何のために呪文を温存してるか分からないの!」 「ルーナ様、貴方は王女なのですぞ。万が一にも討たれることがあってはなりません!」 ルーナと近臣の言い争いが続く。 (バズズ・・・アイツだけはわたしの手で倒したい!) 1 前に出てバズズ隊を攻撃する 2 後方で回復呪文を使って負傷兵の治療に専念する 146 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/14(火) 00 40 16 ID rO63cvMU0 なんとなく秒数チェックでイオナズン不発っぽそうなので 2 148 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/14(火) 13 10 52 ID 3PLTQ0GS0 だからほのう(←何故か変換できない)への対策をしておけとあれほど(ry 149 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/14(火) 16 31 40 ID jJEO7dH7O 148 ほのう?ほのおの事? 2で 151 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/16(木) 00 09 27 ID kYG6NEFM0 148 ディープダンジョンにそんな誤植があったね・・・ ttp //www.saturn.dti.ne.jp/~dastard/deep/dd3.htm 2で決定しますた。 親の敵であるバズズを倒したいのは山々だが、ここはぐっとこらえて後方で待機することにした。 だが、その状況を覆さんかのように、前線から兵士が戻ってくる。 「・・・この本陣も危険です!撤退のご用意を!」 「バズズが自ら打って出てきました!」 紫色の悪魔・・・バズズが、サマルトリア兵を睨み付ける。 「か、身体が・・・動かない・・・」 「寒い・・・さむ・・・」 二人とも傷を受けていないのにドッと地面に倒れる。ザラキの呪文だ。 死の呪文は体内の血液を凝固させる作用があるのだ。 既にローレシア、サマルトリア両軍の前線は崩壊していた。敗走する兵をデビルロード、 シルバーデビルが次々と血祭りに上げ、側面に回りこんだ部隊が本陣を突こうとしていた。 2匹のシルバーデビルが、ルーナの姿を認め、猛スピードでルーナに近づいてくる。 「来たわね!」 「ルーナ様、サマルトリア城までお逃げ下さい!」 ルーナは側近の諫止にも関わらず杖を構える・・・・。 1 イオナズン 2 ラリホー 3 やっぱり逃げる 160 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/18(土) 01 02 33 ID 3zKTsya20 永遠の炭鉱節が… 161 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/19(日) 00 44 24 ID ChomH+ee0 1で 163 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/19(日) 20 13 56 ID 968ZSyFQ0 HDDクラッシュから復帰記念パピコ。 おまいら待たせて済みませんですた(´・ω・`) 1で決定しますた。 「ここを突破させるか!」 サマルトリア兵の一人が繰り出した槍がシルバーデビルを貫く。 シルバーデビルの動きが止まると同時に、横から、背後から、何本もの槍が突き出され、 シルバーデビルが立ったまま息絶える。 「そうりゃあ!」 翼を斬られ、地面に墜落してもがいているベビルを、ローレシア兵の剣が貫く。 小さく叫ぶと、そのベビルはそれっきり動かなくなった。 僚軍の奮戦に応えないわけにはいかない。ルーナは覚悟を決めると、小さく息を吐き、 気持ちを集中させた。 「決まるかどうか分かんないけど・・・」 ルーナの右手に何やらエネルギーが集まり始める。そのエネルギーが徐々に大きな玉となり、 周囲の空気をビリビリと震わせる。 「私の取っておきの呪文、見てなさいよ!」 164で秒数チェックをせよ。 下1ケタが奇数なら吉、偶数なら凶。 164 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/19(日) 20 59 58 ID VaZFDr3j0 秒数チェック女王のあたしに任せてチョ! あ、そ~れ☆ 165 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/19(日) 21 05 45 ID Y0Q2G9iB0 164 (゚Д゚)ゴルァ! 女王は女王でもDQ5の雪の女王じゃねーか 166 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/19(日) 21 06 23 ID VaZFDr3j0 いや、正直すまんかった。 前スレで試した正月のおみくじが大凶だったからすべきじゃなかったんだ。 今後は自粛します・・・。 167 :138 :2006/02/19(日) 21 17 16 ID Sx04xCo40 166 帰ろう・・・一緒に・・・ 168 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/19(日) 21 42 48 ID 968ZSyFQ0 願いも空しく、ルーナの光球は炸裂せずに、ポンと音を出したのみで消えてしまった。 イオナズンをたたき込むはずだったデビルロードが、「コイツ何やってんだ」とでも 言いたげな表情をした後、ルーナに飛びかかってきた。 「ああああっ!」 呪文の失敗を後悔する間もなく、ルーナは地面に押し倒されてしまう。 既に本陣は敵に取り囲まれてつつあり、ルーナは近臣とも引き離されてしまった。 デビルロードが悪魔の笑みを浮かべ、鋭い牙を出し、ルーナに噛みつこうとしている。 (こんな・・・こんなところで・・・・) ルーナは必死にもがくも、デビルロードの腕力の前には空しい努力だった。 「終わりだな、ムーンブルク王女、ルーナよ」 バズズが絶体絶命のルーナに呼びかける。 「あなたは・・・確かお父様を!」 「あー?そういえばそのようなこともあったな。だが、我ら魔族にとっては貴様らのような 軟弱な生物の抹殺が使命なのだ!貴様ら人間がどうなろうが我らの知るところではないわっ!そのためだけに魔界より派遣されてきたのだ!」 「軟弱ですって・・・?あんたみたいなのには、生きることの素晴らしさ、人間の素晴らしさなんて一生分からないのよ!」 ルーナは憤怒するが、バズズはもう終わりにしようとばかりデビルロードに指示を出す。 「その女の首を掻き斬れ!」 ドドドドド・・・・ ちょうどその時、後方から騎馬の足音が聞こえてきた。 (この音は、ロラン、サトリ?) 足音の正体がロラン、サトリ達もいるサマルトリア軍であることを、そして彼らが間に合ってくれることにルーナは僅かな望みをつなぐ。 デビルロードの口がくわっと開く。 (やられた!?) ルーナは目をつむって観念する・・・ 秒数チェックを 169でせよ。下1ケタが奇数なら吉、偶数なら凶。 169 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/19(日) 21 44 01 ID Sx04xCo40 帰るぞ 170 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/19(日) 21 44 42 ID Sx04xCo40 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおしゃああああああああああああああ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ あああああああああああああああああぬるぽあああああああああああああああああああ まだ帰らんぞー帰らんぞー!!!!!!!!!!!! 171 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/19(日) 22 43 40 ID Y0Q2G9iB0 167 169 170 ワロス 172 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/19(日) 23 12 22 ID 968ZSyFQ0 ボンッ! 火の球がデビルロードに直撃し、デビルロードの身体を吹き飛ばす。 一瞬ではあるが燃え上がった火炎が、既に薄闇に覆われていた周囲を照らす。 「サマルトリア本隊はこれよりバズズ隊の殲滅に移る!サトリ王子、サトリ王子を含め、 各員の健闘を祈る!」 「サトリ!」 先ほどのギラの炎はサトリが放ったものだった。【9回→8回】 起き上がったルーナは再び希望を取り戻す。 「ルーナ!無事かー!」 暗闇の中、ルーナの姿を見つけたサトリが猛スピードで突き進んでくる。ロランもすぐ後ろにいる。 「サトリ・・・ちょっとヒヤっとしたけどね」 「サトリ、ルーナ、行くぞ!再会を喜ぶのは後だ!」 ロランがドラゴンキラーを構えてずいと敵軍に近づく。その気迫にシルバーデビル達がじりじりと後ずさりする。 「ぬぅぅ・・・三人揃えばついでだ、一気に蹴散らせ!」 バズズが全軍に突撃指示を出した。 「相手も全力でかかってくる、こちらも総力で闘うのだ!」 部隊長の采が振られた。バズズの部隊も既に4割ほどが死亡、または負傷している。 次の中から、三人が取るべき戦術として最も適当なものを選択せよ。 1 ロラン、サトリが部下を攻撃し、ルーナがイオナズンで援護 2 サトリがベギラマで、ルーナがイオナズンで一気に攻撃 3 ルーナがラリホーを唱え、ロラン、サトリはバズズに突撃 173 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/19(日) 23 39 40 ID Y0Q2G9iB0 3だな 174 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/20(月) 00 22 25 ID O0UZx2k10 3 混戦でイオナズンは怖い 178 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/21(火) 21 42 37 ID X+bLCris0 3で決定しますた。 「見つけた!」 すぐにロランはバズズの姿を認める。薄闇に覆われているとは言え、紫はとにかく目立ちやすい色なのだ。 周囲のシルバーデビルやデビルロードはルーナと兵士達に任せることにした。 ザザッ バズズの前にデビルロードが立ちふさがる。 「邪魔だ、どけっ、どけっ、どけーっ!」 ロランはデビルロードに斬りかかる。モタモタしてると体制を立て直したバズズからどんな攻撃が来るか分からない。 サトリはどんな方法で攻撃するか? 1 ロトの剣で斬る 2 マホトーン 3 ベギラマ 179 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/21(火) 22 01 51 ID ZqVod/Ek0 3でデビルロードを一掃 180 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/21(火) 22 59 37 ID DzBYzz2V0 この辺で秒数チェック、大凶ならメガンテとか来ないだろうな…… 2だな 181 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/21(火) 23 19 11 ID 7E16N3sU0 180 同じこと考えてたw そろそろマホトーンあたりも使ってみたいところだけど 3 182 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/22(水) 09 43 26 ID s8Gzi8PIO うふっ カシオペア 183 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/22(水) 23 29 56 ID ZxUpjQRh0 3で決定しますた。 「うっとおしぃぞっ!」 不用意に近づいてきたデビルロードにサトリのベギラマが直撃する。【7回→5回】 吹き飛ばされたデビルロードなどにかまわず、二人はバズズに突撃する。 「総大将」は二人の姿を認めると、全身の毛を逆立たせる。 184で秒数チェックをし、下1ケタでバズズがロランとサトリに対して取った行動を見てみよう。 6:イオナズン 9:ザラキ 1、2、5:ベギラマ 3、8:ラリホー 4:メガンテ 0、7:逃走 184 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/22(水) 23 43 55 ID HOUrTlhV0 これは責任重大だけど、オイラがやってみます。 ラリホーかベギラマなら吉ってところですかね? 4と9だけは出ないでね、おながい。 188 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/24(金) 16 58 55 ID 8Yvh0onT0 バズズが放ってきたのはベギラマだ。ロランはロトの盾を正面に構え、バズズの炎を防ぐ。 「な、なんだあの盾は?」 バズズが驚くのも当然で、ロトの盾はベギラマの炎をあっさりとはじき飛ばしたのだ。 「紫のサルなんて趣味悪いんだよ!」 サトリがロトの剣で斬りかかる。バズズがそれを爪でしっかりと受け止める。 (強い・・・!弾かれそうだ!) (ただのボロい剣ではないようだな、これは) 「バズズ、覚悟っ!」 ロランがすかさずドラゴンキラーをなぎ払う。 右腕をかすめ、異様な色をした、何色にも例えようの無い色彩の血が飛び散る。 「勝負は預けておく!」 バズズはくるりと背を向けて逃げ出した。 「逃げるつもりなら初めから闘うなよ!」 サトリはバズズを追いかけようとする。大将が逃げ出したのでもうバズズ隊は総崩れになりつつあるのは間違いない。 1 バズズをさらに追撃する 2 追撃はあきらめて引き上げる 198 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/25(土) 18 03 23 ID WK8ld2rm0 1だべ 199 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/25(土) 21 26 28 ID OXbCNibl0 1で決定しますた。 バズズの逃げ足は速い。ロランは確かに手傷を負わせたという感触を得たのだが、 バズズの動きは傷を負っているとは思えないほど機敏だ。 「あいつ、ちょっとくらいの傷じゃあ倒せないんだ!」 ロランは馬の速度をさらに速める。サトリも後に続く。 「ロラン様、サトリ様!これ以上の追撃は自重なさりませ!我が軍も余力はありません!」 騎兵のうちの一人がロランとサトリを呼び止める。 「もうちょいで追いつけるっていうのに何言ってるんだよ!」 サトリはあくまでも追撃するつもりだ。逃げ遅れた魔物を殲滅している 後方の主力部隊からは既に遠く離れつつあった。 1 それでも追撃する 2 追撃は諦めて帰る 202 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/25(土) 23 44 01 ID abRUDj/10 2.大勢の決まった戦で命を落すのもバカらしい。 203 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/26(日) 10 13 04 ID xnHrPjTg0 2 感情抑えて視野を広く持とうや王子様 204 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/26(日) 21 15 33 ID lL970Cal0 2で決定しますた。 「サトリ、僕らの任務は魔族を撃退することだ。バズズを倒すことまでが目的じゃない」 「仕方ねぇな、引き上げるか」 サトリは口では強がっていたが、内心は昼から続いた戦いで心身とも疲労していた。 辺りはもうすっかり暗くなっていた。 ともあれ、デヌスとバズズの攻勢はローレシア軍とサマルトリア軍の活躍によって阻止されたのだった。 ------------------------------------------------------------- 「ローレシア、サマルトリア両軍の忠勇なる兵たちの働きにより、サマルトリア、そして ローレシアは守られた。諸君らには感謝の言葉もない」 サマルトリア王が王の間で勝利宣言をすると、居並んだ諸将の間からも歓声が上がる。 「サトリ・・・よくやったな」 「親父・・・いや、サマルトリア王。私はサマルトリアの王子として戦えたことを誇りに思います」 宣言が終わって諸将が解散した後、サトリとサマルトリア王は固い握手を交わしていた。 「サトリ、ルーナ、そなたらも実によくやった」 「いえ、感謝には及びません。僕たちは人として当然のことをしたまでです」 「ここまで来られたのも、ロラン王子とサトリ王子のおかげ・・・ですから」 ルーナは目頭が熱くなるのを感じていた。 「おい、ルーナ、泣くのはまだ早いぞ」 「・・・そうよね(あれ・・・いつもだったら泣いてなんかいないわよ、って言ったはずなのに)」 ムーンブルクのような悲劇を阻止することが出来たルーナは感慨に耽っていた。 (自分にもやれることがあるんだ。ここまでやれたのなら、ハーゴンを倒すことだって・・・) ルーナはこれから先、待ち受けるであろう厳しい戦いに決意を新たにしていた。 206 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/26(日) 21 21 42 ID lL970Cal0 「・・・で、あれだけの大軍を率いながら罠にはまり、おめおめと帰ってきたのか」 「・・・・はい」 ロンダルキアのハーゴンの神殿まで命からがら逃げ帰ったデヌスはハーゴンに ただただ平伏するばかりだった。傍らにはバズズやベリアルもいる。 「だから言ったのだ、人間如きの力など信用できぬとな」 「バズズ、貴様も人間に敗れたのは同じではないか!」 デヌスがすかさず反論する。 「黙れっ!貴重なドラゴン部隊をほぼ全軍失い、あまつさえ敵に何の被害も与えられぬと なれば、他の者への示しがつかん!デヌス、しばらく下界で頭を冷やして来るがよい!」 「ハ、ハーゴン様!勝敗は兵家の常と言うではありませんか」 「見苦しいぞ、人間の癖に」 慈悲を願うデヌスの望みを砕いたのはベリアルの言だった。 「はやく、この者を連れていかぬか!」 ハーゴンが近臣に命じてデヌスを追い出そうとする。 「くっ・・・この屈辱は必ず・・・」 デヌスはすごすごとハーゴンの神殿を去った。脳裏に浮かぶサマルトリア軍の凱歌を 何度も憎々しげに打ち消そうとしながら。 208 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/26(日) 21 34 50 ID lL970Cal0 翌朝。ロトの末裔達がサマルトリア王の前にいた。 「もうここを起つというのか、サトリ」 「はい。我々にはあまり時間がありません。こうしている間にも、 ハーゴンが次なる侵略の準備をしているでしょうから」 「そうか。気をつけてな。ロラン、ルーナも気をつけるのだぞ」 三人はサマルトリア王と近臣に見送られて城を後にした。 「サマルトリア万歳!」 「ロトの末裔に光あれ」 「本当は祝勝会に参加したかったんだけどなー」 ローレシアに向かう馬車の中でサトリが本音を漏らす。 サマルトリア王はご丁寧に馬車まで用意してくれていたのだ。 「駄目よ。まずはテパに行きましょ。川の向こうに見えた高い塔も気になるし」 ルーナはサトリを制した。 209 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/26(日) 21 43 37 ID lL970Cal0 【五章二幕 水の羽衣】 「おーい、お前ら、無事だったのかー」 ローレシアに近づくとラーミア号の姿が徐々にはっきりし、やがてアルバレス達の姿も見えてくる。 「僕たちサマルトリアを守り抜いたんだぞ!」 ロランも、この戦いを経て随分と自信がついたようだ。 「すげーなお前ら・・・」 (さて、ローレシアで一服してもいいし、このままテパに行ってもいいし・・・) 1 ローレシア城で一休み 2 テパに急ぐ 211 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/02/26(日) 23 35 16 ID 7nj+J6j+0 1 安らぎが必要だ。あと宝箱開けまくり。 214 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/02/27(月) 23 05 59 ID GolyAhbW0 1で決定しますた。 「おお、ロラン様、お帰りなさいませ」 「ロラン様の武勇、このローレシアにも伝わっておりますぞ」 城門に入るなりローレシア兵が出迎えてくれる。 門番の声を聴いたロランはローレシアに帰ってきたことを実感する。 1 王に会いに行く 2 教会でルビスから助言を聞く 222 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/03/01(水) 02 45 45 ID HKbXom0Y0 222にて2を選択!! 223 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/03/01(水) 23 08 20 ID xOtlAkpN0 2で決定しますた。 ロランにとっては見慣れたローレシア城内の風景が広がる。 城下町の宿屋も、道具屋も、いつも道具屋の近くでうろついている犬もすべてそのままだ。 「ロラン閣下に敬礼!」 城の門をくぐると門番がさっと道を空けてくれる。 「・・・して、この件は他言無用だ。下手をすれば我が軍の士気にさえ関わる」 「この件は国王以外には他言無用ですな」 教会の側にはローレシア軍兵の宿舎がある。何か話し声が聞こえるのでそっと聞き耳を 立ててみると中身が妙に気になる話だった。 1 宿舎に入る 2 もう少し盗み聞きする 3 教会に急ぐ 226 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/03/01(水) 23 59 25 ID /mIg9LxA0 2 227 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/03/02(木) 12 51 49 ID z8eyp3IP0 2 ローレシア王子として! 228 :(っ・ω・)っ ◆gjggxGbbCA :2006/03/02(木) 22 15 25 ID w6I+SEun0 2で決定しますた。 「ローレシアにもハーゴンの信徒はいないわけではないしな。 処刑がなされることがおおっぴらになれば信徒が暴動を起こしかねない。 疲弊している状況でこれ以上の出陣は勘弁してもらいたいもんだ」 「して、裁判はいつ?」 「明後日の昼からだ。順当に判決が出ればおそらく4、5日後には・・・」 「やれやれ、奴らも素直にハーゴンの教えが間違ってましたって、素直に 認めればいいのにな。なまじ意地を張ってたからな、アイツら」 こっそり盗み聞きしていたロランは心中複雑だった。 ハーゴンに与しているとはいえ、彼らも人間だ。 (捕虜になった邪教の信徒がサマルトリアで処刑されるのか・・・) 「・・・というわけだ」 「やっぱりな。当然だろ」 「こうする他に方法はないのかしら?」 ロランからの報告を聞いたサトリは納得したような表情を見せるが、ルーナは嘆息する。 とりあえず教会に行ってルビスに祈りを捧げることにする。 「ルビス様、我々をお導きください」 (彼らが生をまもなく終えようとしているのも天の怒り。 邪教に与し、しかも悔い改めないとなれば是非もありません) 「結局ルビス様も同じ意見じゃねーか」 「でも・・・」 ルーナはまだ納得のいかない様子だ。 「とりあえず、王に挨拶はしておかないとな、せっかく来たんだし」 ロランは王の間への足を速める。 1 盗み聴きしたことを王に話す 2 聴いたことは黙っておく 229 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/03/02(木) 23 02 34 ID axj88W+eO 2で 233 :名前が無い@ただの名無しのようだ :2006/03/04(土) 00 01 49 ID 3YTiRXBA0 2かな。余計な心配事残して旅立ちたくない。 永遠のギバ節が・・・その3 へ
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/902.html
13 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/07(金) 12 43 58 ID ??? シロー「アムロ兄さん、たまには2人で飲みに行きませんか?」 アムロ「たまにはいいな…よし行こう」 ロラン「飲み過ぎないでくださいよ」 アムロ&シロー(いつの間に!?) アムロ「ときにシロー、アイナ嬢とはどうなんだ?」 シロー「ノリスさんからは許しを得たんですが…」 アムロ「ああ…ギニアスさんが問題なのか…大変だな…」 シロー「そういう兄さんはいい加減身を固めないんですか?」 アムロ「耳が痛いな…シャアはとある方を勧めるし…」 シロー「ああ…妹さんのことですか?」 アムロ「そうだ…確かに昔は憧れの人だったが…」 シロー「もれなくおまけがついてきますしね…」 アムロ「まったく、ダメ兄貴のクセに…」 シロー「ギニアスさんもダメ兄貴のクセに…」 アムロ「どうせ最後はパンチでやられたのに…」 シロー「コックピットをつぶしたのに撃ってくるなんて…」 シロー「あれ?シャアさんとギニアスさんって似てません…?」 アムロ「確かに…妹殺害未遂をやってるな」 シロー「妹にいつの間にか嫌われてますね」 アムロ&シロー「はぁ…だめだこりゃ」 14 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/07(金) 12 47 01 ID ??? シャア「ハックション!誰かが噂しているかな?」 セイラ「兄さんは自意識過剰すぎです!」 ギニアス「ゴハッ!アイナ薬を…」 アイナ「ノリス、買い物に行きましょう」 ノリス「そうですね…すいませんギニアス様」 ロラン「2人とも遅いですね…明日の朝ご飯は抜きです」 シャアとギニアスの共通点が多いので書いてみました。 ダメ兄貴、妹殺害未遂、主人公に妹をとられる、 ラストはパンチでやられる、終盤壊れ気味。 16 名前:思いついたのでおまけ投稿日:2008/03/07(金) 17 39 52 ID ??? ギニアス「さようならアイナ…嫌いではなかったよ…」 シロー「アイナァァァ!!」 シロー「これの後にアイナが実は生きてたってオチなんです…」 アムロ「まあ…この世界なら不思議ではないな…」 シロー「ただギニアスさんがその後にですね… ギニアス「一度見てみたかったのだよ。ゴーストとやらを」 シロー「ギニアス…俺はお前を…って!?アイナ!?」 アイナ「この世界なら死なないですからね」 ギニアス「ゴースト!?ぜひ調べさせてくれ!」 シロー「それでアイナが完全に怒ってしまいまして…」 アムロ「……(シローは必ず俺たちとは別居だな)」 シロー「あ!?しまった!兄さん、ロランが!」 アムロ「っ!?もうこんな時間だと!?」 アムロ「すまないロラン」 ロラン「2人とも明日の朝ご飯は抜きです!」 アムロ&シロー「ごめんなさい…」 アムロ「仕方がない…誰かの家に行こ…シャア!?」 シャア「ふむ…たまには3人で朝ご飯でも食べるか」 アムロ「いいだろう(明日は変態が1人減るしな)」 シャア「では行こうか。アルテイシアも待っている」 アムロ「セイラさんが?なんだか新鮮だな」 その後アムロは恋人たちと毎日朝ご飯を食べたそうだ… 17 名前:sage投稿日:2008/03/07(金) 19 23 01 ID 7yBa61z4 最後の一文はどういう意味? 18 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/07(金) 19 29 28 ID ??? 恋人たちと じゃないかな? 19 名前:通常の名無しの三倍投稿日:2008/03/07(金) 19 29 32 ID IE4eG9Xt ガンダムエースにそんな奴があったな ノリスに説教されるシロー 20 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2008/03/07(金) 19 46 36 ID ??? ×恋人たちに→○恋人たちと の間違いでした…orz ようは恋人たちがセイラさんに嫉妬?して… アムロ「ロラン…明日の朝ご飯は焼き鮭とみそ汁と海苔で頼む…」 ロラン「いったい何を食べさせられたんですか?」 アムロ「聞かないでくれ…思い出したくもない…」 ロラン「はあ…」 恋人全員がパンにハムエッグで牛乳という感じだったとか… link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ アムロ・レイ シロー・アマダ
https://w.atwiki.jp/actors/pages/3274.html
カトリーヌ・フロランをお気に入りに追加 カトリーヌ・フロランのリンク #blogsearch2 カトリーヌ・フロランとは カトリーヌ・フロランの79%は鉄の意志で出来ています。カトリーヌ・フロランの14%は回路で出来ています。カトリーヌ・フロランの5%は毒物で出来ています。カトリーヌ・フロランの2%は祝福で出来ています。 カトリーヌ・フロラン@ウィキペディア カトリーヌ・フロラン カトリーヌ・フロランの報道 gnewプラグインエラー「カトリーヌ・フロラン」は見つからないか、接続エラーです。 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 カトリーヌ・フロランのキャッシュ 使い方 サイト名 URL カトリーヌ・フロランの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ カトリーヌ・フロラン このページについて このページはカトリーヌ・フロランのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるカトリーヌ・フロランに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/8102.html
93 通常の名無しさんの3倍2016/05/15(日) 05 51 24.23 ID 3XyGdJSZ0 今日も今日とてミリアリアは友人のフレイと共に取材に来ていた。 取材先はガンダム兄弟の家である。 ミリアリア「ドモンさん! 今日は家の前でファイトするって本当ですか!?」 ドモン「誰から聞いたんだ? その通りだ」 もうすでに家の前にはミリアリアやフレイ、ドモンだけではなく ドモンの兄弟達や近所の人達が見物に来ている。 ミリアリア「それで今日はどういったファイトを? 意気込みを聞かせて下さい!」 ドモン「強敵だ。試合は長引くものとなるだろう。しかし俺は勝つ」 フレイ「相手は誰なんですか?」 ドモン「そうだなあ……。ヒントは日本刀を持った人物だ」 アル「日本刀? さびた刀を持ってきたシュバルツかな?」 シュウト「わーい、ニンジャだ。ニンジャ」 ミリアリア「子どもって忍者が好きね。もちろん私も大好きだけど」 ドモン「残念ながら今日は違うんだ。相手はシュバルツじゃない。 今回の試合は公的なガンダムファイトじゃない。 いうなれば私闘。モビルファイターが相手じゃないんだ。 だが果たし状まで家に送りつけてきたんだ。 1回手合わせしないとな」 ドモンは右手の拳をにぎると左手の手のひらに打ち付けた。 アル「日本刀を持って、モビルファイターじゃない……?」 シュウト「わかったよ。SDの武者達でしょ?」 ミリアリア「あ、そうか。日本刀や種子島持ってるもんね。 シュウトって本当にSDが好きね。私も好きだけど」 ドモン「残念ながらSDの武者達が今日の相手じゃないんだ」 フレイ「日本刀を持った人物でシュバルツさんでもなくて SDの武者頑駄無達でもない?」 ミリアリア「ドモンさん、もったいぶらずに教えて下さいよ」 94 通常の名無しさんの3倍2016/05/15(日) 05 53 45.78 ID 3XyGdJSZ0 その時、ドモン達の話を聞いていたロランが顔色を変えた。 ロラン「ギム=ギンガナム!」 ミリアリア「え?」 ロラン「ギム=ギンガナムでしょ! 日本刀を持っている人物! まさかギンガナムがターンエックスで この街の文明を破壊しに!? 大変だ! 月光蝶が……」 取り乱すロランにドモンは驚いた様子で声をかけた。 ドモン「おいおい、ギンガナムが今日のファイトの相手じゃないぞ」 ロラン「ええっ!? じゃあ他に日本刀を持った人物がいるんですか?」 ドモンはうなずいた。天気は良好。涼しい風が吹いている。 ファイトやその観戦にはもってこいの日だろう。 ドモン「そいつは生身ではガンダムファイターに勝てないからと 機体に乗って戦う事を果たし状で提案してきた」 ミリアリア「ドモンさーん、もったいぶらずに教えて下さいよ」 フレイ「いったいその相手とは?」 ドモン「俺が言う必要はない。なぜならもう来たからだ。ほら」 ドモン達の目の前に歩きながら現れた人物、 それは腹にさらしを巻き、撃と書かれたふんどしを身につけ、 日本刀を持ったゴッドワルド=ハインだった。 95 通常の名無しさんの3倍2016/05/15(日) 05 56 14.66 ID 3XyGdJSZ0 フレイはゴッドワルドを見て固まった。 ミリアリア「フレイ、どうしたの?」 フレイ「何なの、あの格好は!? ふんどしとさらし以外には服、何も着てないじゃない! 普通は驚くわよ、普通は!」 ミリアリア「日本刀、持ってるじゃない。 ドモンさんの言ったことは正しかったわね。 あれが今日のドモンさんのファイトの相手か」 フレイ「日本刀持ってるけど……!」 ドモン「ゴッドワルド=ハイン。宇宙の虎ともいわれる男だ」 ミリアリア「さっそくこういう時は取材よ!」 ミリアリアはゴッドワルドの前に進み出るとカメラで写真を撮り、 メモ帳を取り出し、取材を始めた。 ミリアリア「ええと、ゴッドワルドさん、 今回のファイトの意気込みを聞かせて下さい」 ゴッドワルド「承知いたした。 もちろん愛機、アビゴルでゴッドガンダムに勝つ自信はある。 果たし状まで送ったのも自信があるゆえ」 ミリアリア「ゴッドワルドさんは普段は何をされてる方なんですか?」 ゴッドワルド「ザンスカールという会社に勤めている。 こちらは会社員でファイトではアマチュア。 一方、ドモンはプロのガンダムファイター。 もしゴッドガンダムが負ければ プロの阪神2軍がアマチュアのたけし軍団に負けた以上の恥」 ミリアリア「なるほど、なるほど……」 ペンをメモ帳に走らせるミリアリア。 それを見てフレイは大きな声でつっこんだ。 フレイ「なぜさらしにふんどしなのかを聞くべきでしょうが! その衣装、服装、格好!」 96 通常の名無しさんの3倍2016/05/15(日) 05 58 30.97 ID 3XyGdJSZ0 ミリアリア「それはたいしたことじゃないわよ」 フレイ「たいしたことでしょうが!」 ミリアリア「ええとすみません、ザンスカールではお仕事は何を?」 ゴッドワルド「この春から人事部に転属になった。 この間、元MSレーサーのウルフを ヘッドハンティングしようとしたのだがザンスカールで働くより クリーニング屋の方がいいと言われてな……」 残念そうに言うゴッドワルド。 そんな彼とミリアリアにドモンは叫んだ。 ドモン「取材はそれくらいでいいだろう! 勝負!」 ゴッドワルド「勝負!」 ドモン「強敵だがプロがアマチュアに勝つところを見せるとするか。 コテンのパーにしてやる」 フレイ「ドモンさん、『コテンのパー』って……。 言いたいことは分かるけど」 ドモン「出ろー! ガンダーム!」 ドモンがそう叫んで指を鳴らすとゴッドガンダムが家のガレージから現れた。 次にゴッドワルドが『出ろ、アビゴル』と言って指を鳴らすと どこからともなく上空からアビゴルが現れた。 そしてお互いに機体に乗って向き合うとダッシュをして斬り合いを始めようと……。 ハリー「そのファイト、待った!」 今から戦おうとする2人の間に入り、両手を伸ばして止めたのは スモーとそれに乗るこのスレでは阪神ファンで通っているハリー=オード、 その人であった。 97 通常の名無しさんの3倍2016/05/15(日) 06 01 00.64 ID 3XyGdJSZ0 ハリー「ゴッドワルド、ドモン、その勝負待った!」 ドモン「なぜだ、ハリー!」 ハリー「今日は私とゴッドワルドで本屋に買い物をする予定だろう」 ゴッドワルド「そうであったか? ……おお、そうだった、そうだった」 ドモン「悪いがそれは別の日にしてくれないか」 ゴッドワルド「今日は休日。せっかくの休みの日だ。 会社に行く日は一直線で家に帰って仕事で着るスーツを脱ぎ、 そのままバタンキュー、熟睡している。 こういう日でもなければ遊びに行けぬしショッピングにも行けぬ。 そこはプロのドモンとアマチュアの会社員との違い」 ドモン「……そうか。そこまで言うなら仕方ない。今日のファイトは無しだ」 ゴッドワルド「果たし状まで送ったのにすまない。恩に着る」 アビゴルとスモーは共に歩いて帰り始めた。 ミリアリア「私達も帰りましょうか」 フレイ「えっ、えー!? あの人絶対怪しいわよ。さらしにふんどしよ!? さらしにふんどし。今すぐ追いかけた方がいいわよ! スクープよスクープ!」 ロラン「そうですよ。フレイさんの言う通り、僕はあのゴッドワルドって人、 怪しいと思いますね」 アル「そうだよ。ふんどしだよ」 シュウト「怪しいよ」 ミリアリア「えー、そうかなあ」 ドモン「ところで2人ともどこに行くんだ?」 ハリー「とらのあなだ」 ゴッドワルド「コミックやライトノベルを買って読むのが楽しみでな。 ハリーはなかなかマニアックな面白い本を勧めてくれる」 以上がこの日のファイト騒ぎのてん末である。 なお、ゴッドワルドはとらのあなの店内に入ったところで 日本刀を持ち、さらしにふんどしという格好で来たのを驚いた店員によって 警察に通報され、署まで連行される羽目になるのだった。 もちろんゴッドワルドには悪気はなく、すぐに釈放されるのだが……。 次の日の新聞の一面には『日本刀にふんどし男、店に乱入』という見出しで トップニュースになるのだがミリアリアはまだその事を知らない。 五飛「新聞は中日だ!」 サリィ「新聞はドラゴンズ情報がたくさん載ってる中日新聞よ!」 アムロ「2人ともなぜ俺の家にいる。帰れ」